バフェット氏が望まない大台に接近、バークシャーの現金1000億ドル弱
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注目のコメント
現代人類に起きている過剰流動性という現象を最も端的に説明できるニュースがこれだと思います。当世で最もディシプリンの効いたバリュー投資家バフェットが、10兆円の現金がありながらも投資に値する資産が無いと。
対照的なのが孫さん率いるソフトバンク。自己資本の数倍を借金してレバレッジ効かせ、それでも足りないから10兆円外から調達し買いまくってる。
このバリュー投資家 vs グロース投資家、どちらの世界観、歴史観が正しいか。
検証は30年後くらいに必要だと思いますが、同世代を生きる我々としては、それは検証すべき対象ではなく選択すべき生き方の問題なのだろうと思います。今年の株主総会で、3年後の株主総会のタイミングでキャッシュ保有額が1,500億ドル(約16.6兆円)を突破していたら、これまでの無配方針を見直すとバフェットが発言したけど、もしそうなれば稼いだお金をほぼ全て米国に再投資し続けてきたバフェットがついにスタイルを変える歴史的なイベントとなる。複利効果のスノーボールが大きくなりすぎて山から十分な雪がなくなって、転がせなくなってしまった状態
本当にそうだろうか??
① 日本の企業の総資産利益率(ROA)が低いのは経営者の消極的な姿勢だと指摘する評論家が多い。
※ 日本企業の現在保有する手元資金残高約250~280兆円
② 日本の「タンス預金」が多いのは、国民の投資に関する知識不足という識者が多い。
※ タンス預金の現在残高約100兆円
バケット氏が投資機会を見出せないと言っているのも、彼の投資姿勢が消極的だから?
因みに、アップルが現在保有している現金残高は、長期資金も含めると、約25兆円。
日本人の良くない癖で、動くことは「善」、動かないことは「悪」だという習性が身に付いている。
30年前のバブルがいい教訓である。結局、動かなかった人達だけが生き残った。
ヘタな投資をしないで、現金で保有していることも立派な投資である。
かの武田信玄は言った。
「動かざること、山の如し!」