AIは何をもたらすか(上)「眼の誕生」、産業構造を一変
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東大松尾教授のインタビュー。
概要はこれだけでも良いかもしれません。
給与体系を変えて、スタープレイヤーを採用することが大事ですが、横並びのメンタリティをどの様に変革させるかが難しいです。
でもここを変えていかないと先はない。終身雇用を外し、別会社、別の給与体系にする方法はありますが、まぁ抵抗勢力は避けられません。
引用
ディープラーニングはここ数十年の研究の蓄積を事実上帳消しにした。細かい理論を抜きに、入力と出力をつなげ、多くのデータで学習すれば精度が上がるという破壊的なイノベーションをもたらした。この技術に付いていけているのは基本的に20代後半から30代の若い研究者・技術者だ。
大きな付加価値をもたらすこれらの人材は世界中の企業から引っ張りだこだ。自動運転技術者の報酬は平均30万ドル程度、チームリーダークラスになると数百万ドルにもなる。しかし国内ではディープラーニングに習熟した人材でも、給与水準はほとんど変わらない。その理由は2つある。とってもわかりやすい記事。必読かと。
日本のメーカーの可能性と日本に対する危機感がヒシヒシと伝わってくる。
<以下メモ>
ディープラーニングによって画像認識精度が向上した。イメージセンサーとディープラーニングが組み合わさり、機械の眼が見えるようになったことによって機械・ロボットの技術革新が起こる。
この世界のキープレーヤーはネット企業ではなく機械やロボットを扱うメーカー、農業や建設、外食産業の企業だろうとのこと。機械・ロボットが中心であればものづくりの技術のある日本企業が優位である。イメージセンサーとディープラーニングを搭載した機械・ロボットが多くの産業で活躍する。
しかも、最初に仕組みを作った企業が独占しやすいので、すでに技術のある日本は優位なポジションにいると言える。
しかし、中国を含む海外勢も攻勢をかけてきているので、安泰ではないし、日本の古い企業では優秀な人材を確保し厚遇し活用することができない。日本企業も変革できるかが問われているという。
<以下個人的な意見>
結論から言うと僕個人の意見は日本企業は変われないと思う。
理由は若い技術のわかる経営者を日本の古いメーカーは生み出せないから。きっとしばらくは技術のわからない老人が経営陣居座るだろうし、それほど時代は待ってくれない。
もし日本企業が活躍できるとすると、日産やシャープみたいに外資に買収されたり、ソフトバンクのような会社が買収して若い経営者を登用するしかないように思う。
みんな変わりたい、変わって欲しいと思っていても自分たちは変わりたくないっていう日本独特の雰囲気でずっと行くでしょう。