“依存先”を増やすことが「自律型人材」への近道──日本の人事制度に足りないこと
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有志団体「One HR」が2017年7月11日(火)に開催したイベント「経産省若手官僚×企業人事『HR発イノベーション創出のための対話 ~悩む人事 不安な個人 立ちすくむ国家~』」の後半のパネルディスカッションの記事です。
NewsPicks副編集長の佐藤留美さんをモデレータとしてお迎えし、「次官・若手プロジェクト」のメンバーである藤岡雅美さんと 組織論の研究者である宇田川元一さん、柔軟な働き方を実現している正能茉優さんと黒田悠介さん、経済産業省の次官・若手プロジェクトメンバーの高橋久美子さんと前田慶太氏さんに登壇頂きました。
一社だけでなく、副業や社会活動などで、依存先を増やすことが自律を促すというのは、とても説得力がありました。依存できる場所や人が増えることは、最終的には自ら決断できる→自分への依存を高めることにつながるのではと思います。
個人の複線型の活動を後押しすべく、人事は人事制度を語るのではなく、経営の視点に立って改革を押し進める必要があると思います。当日のイベントでは、いきなり副業解禁でなくとも、社内の横断的な交流をつくるだけでも依存先を増やすことになるという話も出ました。
今後One HRでは、HR事業者が主導で国家・人事・個人それぞれが不安や要望を持ちより、企業と個人の関係のベストプラクティスをオープンイノベーションで創っていきたいと思っています。
・前編記事
「“面倒なことを避ける個人”と“硬直化した国家”に存在する「Knowing-Doing Gap」とは?」
https://newspicks.com/news/2409103
・開催報告(One HRページ)
https://onehr.amebaownd.com/posts/2727145拙著「超ソロ社会」のテーマと通じるものがあります。
→「自立心とは、誰の力も一切頼らないことではなく、頼れる依存先を複数用意できることで生まれるもので、依存先が一つしかないという状況の方こそ憂うべき」「依存先を増やすことで自律していく」と聞いたとき、これなら私もできるかも!と思いました!
「これならできるかも感」をいかにつくっていくかが、これからの働き方改革の肝になってくるはず(´-`).。oO