連合「残業代ゼロ」容認撤回へ 労基法改正案、政労使合意見送り
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残念なニュースであるとともに、いい加減、脱時間給を「残業代ゼロ」と言い換えるのは止めるべきだと思います。ホワイトカラーの働き方改革を政府・与党が促そうとしている中、もはや論点は出揃っており(「量」では「質」、形式ではなく成果で働こうという流れ)、色々な取り組みがなされている中で未だに残業代という存在に拘泥して改革が進まないのは残念です。
ホワイトカラーエグゼンプションで気になるのは、日本企業が成果を出してるからと、15:00位に帰る社員を容認する広い心があるのかどうか。若しくは、圧倒的な成果を出せば、年齢に関係なく年俸が上がるのか。
年収に関しては、別記事で希望なし。労働時間については、どちらかと言うと働き過ぎが多い印象なので、残業代カットできて人件費低減という結果になる懸念がある。
ここにメスを入れるためには、何をして成果を出しているとするか基準が明確である必要がある。
一方で、基準の明確化が出来ないからこそ成果型報酬制度が普及しなかったという教訓がある。
問題の本質を無視した議論では不満を抱えた合意とするか、交渉決裂かのどちらかしかないと思うのだが。成果に基づく報酬という考え方に対して、「残業代ゼロ」とレッテル貼りして思考を停止することは、労働者の意識改革を阻害し、国際的な競争やAIとの競争に敗れることを促進することになる。
安保法案を「戦争法案」と呼び、現実的な安全保障を考えることを放棄するのと同じ流れ。見たくないものにフタをしていては、日本は世界からどんどん置いて行かれるだけなのに。左翼はいい加減に目を覚まさないと、20世紀の化石になってしまいますよ。