「こども宅食」の革新性(工藤啓)
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これは支援したい。私も一人親家庭だったので致し方無く食べる物がない状況にあったことを覚えている。
残ってたミロを舐めたり、紅茶に砂糖を大量に入れてお腹を膨らませるわけです。残ってたお年玉でチャルメラの袋麺を箱買いして、ものすごく嬉しかった。これ、小学生だった頃の自分の話。
親に悪気がなかったらのは今では良く理解しているが、小学生とかでそういう状況に置かれると、どれだけ辛いか、身に沁みて覚えている。特にまわりの子供たちとの比較で、これまた惨めな思いをするわけです。
こんな体験をする子供は一人でも減らしたいので、後で自分も微力ながら寄付する。足りないワンピースとは何か
この「こども宅食」は、子どもの貧困問題に関して、宅食というスキームを使い、ひとのつながりを作り、家庭や家族をも包摂していく取り組みと、コレクティブ・インパクトというフレーム、ふるさと納税というファイナンスモデルが搭載された、優れた社会課題解決モデルだと考える。しかし、ひとつだけピースが足りない。
それは、貧困状態にある子どもや家庭のため、ふるさと納税という仕組み(返礼品なし)を準備されたとしても、どれだけのひとが実際に納税や寄付、ボランティアなどを通じて、お腹を空かせ、将来どころか明日の希望も持ちづらい子どもたちのために行動できるのか。そう、最後のピースは、私たちの子どもたちへの眼差し、「こども宅食」への期待、そして、このような取り組みが全国に広がっていくためのモデル作りのため、一歩踏み込んでいけるかどうかにある。