日欧EPAが大枠合意、自由貿易推進鮮明に-2019年発効目指す
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「首相にとってEUとの合意は外交成果となり…」とありますが、これが成果としてキチンと報道されないのが今の日本。権力監視として政権批判をするだけではなく、こういう政権の働きも公平に報道して欲しいなぁと思います。
>双日総合研究所の吉崎達彦チーフエコノミストは「保護主義への流れができかかった時に、日本とEUという大きな経済圏がEPAを結ぶというのは大きい」と指摘。
と、専門家も評価しているわけですから。ブレクジット、トランプの風、極右の台頭と遠心力に苦しんでいたEUに、マクロン大統領の登場と日欧EPAが大きな助け船になりました。逆に言えば、アメリカのTPPとパリ協定の離脱がなければ、ここまで順調に協議は進まなかったと思われます。今の世界が戦うべきは、排外主義と保護主義。排外主義と保護主義の跋扈は経済に悪影響を与えるだけでなく、安全保障に致命的な打撃を与えます。今回、日本が主要プレーヤーになったことは意義深いと思います。
経産省の交渉担当者も長期にわたりタフな交渉に汗をかいてくれました。私も終盤、マルムストーム委員と政治家同士の腹を割った交渉をしました。
完成車の関税撤廃までの期間は一定の譲歩をし、7年となりましたが、自動車部品の関税即時撤廃率は韓EUEPAを上回っており、現地生産に舵を切っている日本の自動車産業にとって大きな成果です。