中国ネット大手CEOが公道で自動運転実演、警察が捜査か 報道
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酒井一繁氏が既に書いていますが、最近の不祥事の影響もあって百度への世間・政府の風当たりの強さが感じられる事件ですね。
公道でのテストは自動運転技術の発展のためには避けては通れないステップです。去年4月に中国自動車ビック5の一角である長安汽車が重慶から北京までの2000kmの距離を自動運転車で走行しており、百度自身も昨年11月に観光地の乌镇で自動運転の大規模実験をやっています。別に中国の公道を自動運転車が走ったのが今回が初めてという訳ではありません。
今回は当局への届出が不十分だったとはいえ、北京で少しの距離を走ってこの炎上ぶりは少しかわいそうな気がしました。
全国政協委員でもある百度の李彦宏CEOが昨年の両会(国会)で、自動運転に対応した交通法規の整備、公道テスト・測量への支援、商業化・普及に向けた制度検討を提言し、百度主導で自動運転関連政策の整備が急速に進むと思われた矢先だけに、これで自動運転の普及が遅れるとなれば大変残念です。
(参考記事)
http://news.xinhuanet.com/mrdx/2016-04/13/c_135274074.htm
http://chejiahao.autohome.com.cn/info/1547131
注目のコメント
検索ヒット問題あたりから百度への政府の風当たりが厳しい。
一方で現政権にしっかり食い込んでいるアリババ、テンセントがとても対照的。中国では政経は一体とみた方が良いでしょう。Baiduは、ちょうどnVidiaやBoschも含む50社以上との連合であるApollo Projectを発表・スタートさせたところ。それに合わせたライブ配信だったのだろうが、逆の結果になってしまった可能性。
一方で、一般論として中国は政府との関係が重要。技術が変わる可能性があるタイミングだからこそ一気に中国企業でそれを取りたいという思惑もあって、官民で進めているところがあると思う(ここらへんを最近の情報に追い付いていないので、間違えている可能性もあるが)。そのなかで、操作を受けたことが真であれば、Baiduと政府の関係も気になるところ。
https://newspicks.com/news/2177068