三陽商会、バーバリー喪失ではない失速の本質 「次のブランド」育成を阻んだ“三陽基準”と楽観論
日経ビジネスオンライン
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大手に共通しますが、一言でまとめちゃうと「百貨店と共に沈んだ」ということで、それだけ百貨店が圧倒的だったということだし、すごい場所代をはらっても異様に儲かる値付けができたということ。
普通に経営効率を考えると、百貨店に集中し、儲からないチャネルは後回しになるのは合理的。
また、ファッションの世界では、百貨店が「上」という意識も大きい。外資のラグジュアリーブランドが百貨店にしか出さないのと同じと捉えればそういう戦略自体がダメではないが、そこまで出来るブランド力はなかったということ。いまから普通にSCいきますだとかなりきつい気がします三陽商会失速の理由はやはりバーバリーでしょう。結局消費者は三陽商会ではなくバーバリーの知名度、ブランドを選んでいたわけで。
三陽商会の日本市場におけるパフォーマンスは悪くなかったにも関わらず切られてしまったのは、バーバリーにとって日本市場単独の売上よりも中国含めた世界市場全体のブランドや商品戦略の統一化が重要になったからでしょう。結局、バーバリー側の市場ごとの重要性を見誤ったのが全て。あとは顧客の囲い込みが自社ではなくライセンス提供側だよりになってしまったことも原因です。株価がピーク時も10分の1というのは衝撃的だ。現金残高184億円と時価総額220億円が肉薄している。このままでは解散価値の方が大きくなりかねない状況だ。経営危機をマネージメントや全社員で心の底から共有できるかどうかで次の一歩が大きく変わる。