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コメント
注目のコメント
『多動力』の各章の見出しは、たった2~3行の文言なのに、1ページ丸々使っている。
理由を聞けば「写真に撮れるように」と。
Instagramにアップされる(お客さんに広告してもらう)ところまでをデザインしたこの手法を"ビジネス書"でとったのは見事だし、パクろうと思った。
文字も、文字数が少なければ絵としてバズらせることができるんだな。
勉強になった。
ちなみに、僕が出す絵本は全て正方形。
もちろん「Instagramにアップしやすいように」。「東大に受かるのも実は簡単」というのは本当で、東大に限らず受験の出題傾向を掴み、それに対して重点的に攻めれば結構どうにでもなります。あとはその戦略に基づいて徹底的に勉強量を積むこと。無駄な努力はどれだけ重ねても仕方がありませんが、意味のある努力は結果が途中経過にも表れるので、やっていると楽しくなってきます。
私の場合は高校にも行っていませんし、大学進学前に通っていた専門学校はそもそも大学受験をする人がまずもっておらず、進路指導も受験指導もありませんでした。ラッキーだったのは受験期の2001年、2002年頃にはネットの普及が進み、受験情報がそれなりにネット上に溢れていたことです。2ちゃんに掲載されていた受験情報を参考に、おすすめの参考書や問題集を洗い出し、出題傾向を睨んだ上でスケジュールを組み、全て自分でカリキュラムを設計しました。結果、理系科目は完全に捨てても東大と京大はW合格できましたし、早慶上智、受験校は全て合格しました。
そうした結果を、生まれ持ったものにすり替えて論じる方もいますが、こと大学受験程度の話に限って言えば、それは正しい努力の方法について真剣に検討せず、また正しい方法に基づいた努力の絶対量を重ねていないことの言い訳にどうしても聞こえてしまいます。
2年生の時点でまだ因数分解を教えているような水準の学校から大学受験しようと思えば、そりゃ努力しないと無理ですもん。>西野さん
是非パクってください!!ぼくも西野さんから死ぬほど勉強させてもらってます。
以下、ニューズピックスアカデミア会員向けのメルマガに書いた販売戦略の一部を載せます。
①30分で読めるようにした
本が売れるためには、口コミが広がることが重要です。
読み終わってない本の感想を語ることは出来ないので、まずは読みきってもらうことが必須になります。
そのため、『多動力』は30分程度で読破できるように作りました。
各項目の最初には「寿司屋の修業なんて意味がない」といったような大きな見出しを立てて、続く〝POINT〟で本文の要約をしています。
極端な話、この見出しと〝POINT〟だけ読めば中身は大体分かります。
なぜ、30分で読めるようにしたかというと、現代人は一つのコンテンツに長い時間を割くことが出来ないからです。
数年前だったら、30分で読み終わってしまう本は、「お金がもったいない」と文句を言われていたと思います。
しかし、『多動力』の感想では、「30分で読めるし、オススメ!」という言葉を目にします。
つまり、スマホを手にし、あらゆる情報やコンテンツが、個人の時間の奪い合いをしている中で、お金より時間のほうが貴重になってきているのだと思います。
30分で読み終わるようにしたため、読了率は通常の本より格段に良いと思います。
その結果、『多動力』はかつてない勢いでSNS上に感想や書評が書き込まれているのです。
②ヴィジュアル的にSNS上で拡散しやすくした
『多動力』を開いていただければ分かるように、「寿司屋の修業なんて意味が無い」「電話をしてくる人間とは仕事をするな」など各項目の見出しがドーン!と1ページ使って並んでいます。
なぜこのようにしたかというと、読者自身が共感したキャッチーな文言を写真に撮ってSNSにアップしやすくするためです。
結果、視覚的にもSNS上が『多動力』で埋め尽くされることになります。
現代人はあまり活字を読まなくなっているので、視覚はとても重要であり、ソーシャルでの拡散から逆算してデザインするという発想は本作りに限らず大切だと思います。
③発売前から話題を生み出す
※文字数制限のため、続きは明日載せます。