【高口康太】IT大国中国から、日本はどう利益を引き出すか

2017/6/18

本連載を通じて、中国ITジャイアント企業の規模や成長の速さが伝わっただろう。日本企業はどうビジネス機会を見出していくべきだろうか。中国をフィールドに精力的に取材を行い、近著『現代中国経営者列伝』が好評を博している高口康太氏の寄稿を掲載する。

世界の先端を追う中国の民間企業

「ネット界の女王」と呼ばれる、メアリー・ミーカー氏（ベンチャーキャピタル「KPCB」パートナー）のリポート『インターネット・トレンド』の2017年版が6月1日に公開された。

300ページを超える長大なスライドから構成されているが、その第9章「世界のインターネット企業」では、2012年と2017年の世界企業時価総額ランキングを比較し、IT企業こそが過去5年間の成長を担う存在であったことを明らかにしている。

圧巻は2017年の世界企業時価総額ランキングだ。

コメント

注目のコメント

• 松宮 健太

  中国人の方が論理的だと思いますよ。ITには論理が必要。日本人はNPの政治記事コメント欄を見ていれば分かる様に、感情的過ぎる。あと、自分の頭で考えていない。中国のパクりを揶揄するけど、日本人の方がどこで流行るものを常にてぐすねひいて待っていて、やれAIだIoTだ代4次産業革命だと流行って、ちょっと合いそうだと、すわっ、と何も考えずにやろうとする。そこから抜き去る実力も思想も無いのに。そうではなく、中国が決済や自転車でした様に、問題を見つけて、自分の頭で考えて、解決する、と言う事を淡々とやるしかないと思います。加えて、国内市場のサイズが異なるので、これから日本企業が戦おうと思ったら、最初から世界等をターゲットにしないといけないと思います。
• 中町 秀慶

  株式会社unbot(日本,中国,香港,台湾) 代表取締役(中国上海市在住)

  ・2017年06月18日

  中国IT業界は、盛衰も激しく、昨日の勝ち組が、明日の負け組であることは、多いにある。
  
  ただ、IT業界のように新しく、成長する業界において、それこそが正しい姿。
  
  石橋を叩いて、製造業のような取り組みをしていては、時代を創ることも、時代に乗ることもできなくて当然
  
  中国に視察ツアーなんて行っても、分かるわけなくて、逆に、誤解と偏見だけを持ち帰ることになると思う。
  
  本当に学びたいなら、失敗する覚悟で、ビジネスを本気でやるべき
  
  もっと言うと、住むべき
  
  去年まで中国に住んでいた、所謂「中国通」が、沢山いるけど、1年もあれば中国は大きく変わる
  
  今、実際に生活してることが重要
• 川端 隆史

  ジョーシス株式会社 シニアエコノミスト

  ・2017年06月18日

  連載本編の締めくくりは、高口康太さんからの提言も含む寄稿。長年の中国ウォッチャーの視点は参考になります。AI、ビックデータ、そして真剣さ、この当たりがキーワードになりそうです。これ以上はコメントするより、高口さんの記事を読んで頂くのが一番良いです。
  
  番外編として、読書案内も同時公開しています。
  https://newspicks.com/news/2299546