東大物理学者が説く「集中力+長距離思考力」の鍛え方
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注目のコメント
ほとんど物理学の話なしで連載が終わりましたね。個人的にはビジネスと物理学的な思考の接点を探る上で大変参考になりました。ところで、創造力を養うための長距離思考というのは、何も学問の場で出てくる創造的な問題解決に限った話ではないと思います。人生において、自分のやりたい職業、なりたい人物像、達成したい大きな仕事があったとします。そうなるために、想像しうる範囲でストレートに進んだとしても、大学を卒業してから10年以上はかかるとします。その間、物事がうまく進む保証もメシを食える保証もありません。また、人によってはそこにたどりつくまでに、20年以上かかることもあります。20年間あの手この手で試行錯誤しながら小刻みに就職活動しているようなものです。安定した職業で良いサラリーをもらうというような常識的なことを考えていたら到底できません。そこには、グリッドとかリスクを負って失敗を繰り返せる人間力とか全ての要素がつまっています。長距離思考って極端にいえば、そういうことでもあると思います。
全5回を興味深く拝読しました.「思考法」を系統的にまとめられているのはさすがです.「「考える力」の鍛え方」
http://amzn.to/2sEMGrp も読んでみたいと思います.
うむ.ただ難しいのは実践すること.具体的に行動を変えるのはなかなか難しい.上田先生の創造力講座、最終回は「諦めない人間力」です。実は先生は、この諦めない力をとても重視しています。何か大きなことを成し遂げる上で、絶対に欠かせない力だからです。でも、日本人は受験勉強の癖があるから、トライアンドエラーを100回繰り返すよりも、効率の良い道を探してしまう。とても納得します。短期間での成果をつい求めてしまいますが、長期的な視線で壁にぶつかってもがくという経験がこれからの時代は必要なんだなと思います。上田先生の創造力の話は、科学的な発見法ですが、誰にも当てはまる普遍的な人生論になっているところが素晴らしいと思います。ぜひ、1回目から通してお読みください。