「ロボット絵画」コンペで、工学とアートの接点を極める
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チューリングテストというものがある.人間が目の前の機械と会話を交わす.その会話をする機械の背後には人がいるのか,あるいは人工知能が会話しているのか,人間が区別できなかった場合,テストに合格.その機械は知性を持つと言える.
絵画版のチューリングテストを考えると面白い.人間がお題を与え,絵を描かせる.出来上がった絵を見て,この絵は人間が描いたものか,コンピュータが描いたものか?こんなテストがあったらおそらく,コンピュータは合格するに違いない.
コンピュータの技術は人間と対等かそれ以上.同じような絵なのに人間の描いたものの方が価値が高いとみる.結局,我々は描いた人間の「物語」に価値を見出しているのだ.芸術,アートの世界において,しばらくはAIに仕事を奪われることはない.AIが物語が持つほど,歴史と深みを重ねるまでは.以前アートとその背景の必要性についてこんなことを書いたんですが、その辺りあっさりスルーされてて逆に気持ちがいい(笑)
https://newspicks.com/news/2119326/
"普通人間が生み出すアート作品では、テクニックとともにアイデアの源や衝動の発露が何かといったことが話題になる。一方、ロボットにはそれがない。だが、それにこだわらなくてもいいかもしれない。"
こんな風に、人間の様々な介入の仕方で競い合うのは面白いですね。完璧ではない誤差がまた味と予期せぬアイディアを生み出すのだと。
ところで、最近人工知能が写真を有名アーティスト風に加工してくれるアプリが楽しいです。手軽に出来て、みんなのギャラリーも個性的(と言うのか?)な作品が並んで面白いですよʕ•ﻌ•ʔ
Prisma labs, inc.「Prisma: Photo Editor, Art Filters Pic Effects」
https://appsto.re/jp/aEK6cb.i芸術家という仕事はなくならないと言う人もいますが、私が思っていたいた以上にロボット絵画は進んでいるようです。
作品と作者の分離を主張する人もいますが、絵画に限らず人の作品とロボットの作品が並べられるようになったら、今まで以上に作者の一人間としてのバックグラウンド、人間性、解釈が重視されるようになるのではないでしょうか。