落合、猪瀬、前嶋、3人のプロピッカーが読み解く、映画『メッセージ』の衝撃と感動の正体
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注目のコメント
主人公の言語学者・ルイーズの容貌や雰囲気(思考パターンとかも)は私のアメリカでの大学院時代の恩師にとても似ています。911の夜は妻とともに、その恩師の家に呼ばれて、急変する今後の世界について語りつくしたのを覚えています。文中にもあるのですが、恩師の家に行くためにワシントンのハイウエー(ベルトウエー)を通ったのですが、誰も走っておらず、ほぼすべての歩道橋に誰かが自発的に掲げたと思われる星条旗がありました。ナショナリズムというのはこういうものなのかと実感しました。昼には「爆発が駅であった」とか「貯水池に毒が盛られた」というようなデマも飛んでいました。異星人襲来のこの物語は、戦争に向かう2001年のアメリカの物語に私にはどうしてもみえます。911にどう対処すべきだったかは正解はないかもしれませんが、アメリカ政治を学ぶ私にとって「あの日」は心の中で一生消えません。
面白い映画は観たあと、「あの部分はこの解釈でいいんだよね?」と会話が弾むものですが、『メッセージ』もまさにそれ! 私も一緒に観た会社の同僚と、帰りの電車で「あれは? あれは?」と話し続けました。
今回は、この映画を読み解くカギとなる3つの分野のエキスパートにも感想をいただいているので、劇場に行く前に読むとより深く理解するヒントになると思います。ぜひみなさんの感想も教えてください。あ、ネタバレ厳禁で……!