遺伝子編集で生きたマウスからHIVのDNA除去に成功。CRISPR技術活用、HIV治療に前進
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CRISPR-Cas9 の破壊力は抜群だけれども、Cas9以外も実は破壊的と言われている。この領域は新しい上に進化のスピードが速く、また英語リソースほど日本語は情報が多くないため、フォローするなら英語の記事を読むべし。どうしても日本語にこだわるならMIT Technolygy Review日本語版を購読することをオススメしたい。
注目のコメント
遺伝子工学は専門外なので,CRISPR/Cas9については最近読んだ「ゲノム編集の衝撃」
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という本の知識しかないが,この治療法は画期的なものではないか?
CRISPR/Cas9によるゲノム編集とは,切断したいDNA配列と結びつくクリスパーを,遺伝子を切断するはさみの役割をするキャス9と連結されて,細胞の中に送り込む.すると,目的の遺伝子と結合し,その遺伝子は正確にそこで切断されるというものらしい.
もともと,細菌がウィルス感染に対抗するために持っていた機能で,菌がウイルス感染したとき,そのDNAの一部を取り込むことがある.それを「クリスパー」と呼ぶ.これによって,同じウイルスが再び感染した時に,そのDNA配列を目印に「キャス9」という酵素を使って,ウイルスのDNAを切断して感染を防いでいる.この機能を元にして,人為的に狙ったDNA配列を切断する技術がCRISPR/Cas9によるゲノム編集である.
菌がもともと持っていたウィルスに対抗する機能を,ヒト感染のHIVウィルスに使ったということか.
CRISPR/Cas9はサルなどのヒトに近い種族にも適用できることは分かっているので,もしかすると,臨床応用は早いのではないか?
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