CA藤田晋氏「競合らしき競合は出る気配もない」第2四半期、AbemaTV1周年を総括
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目先の利益を追求しないというのは、イノベーションのための重要ポイントなのかもしれません。
グーグルも、オンライン広告以外からは売上すら期待していません。実際、売上高の90%以上がオンライン広告。「オンライン広告で稼いだ資金を他のイノベーティブな分野に再投資しているだけ」というのが彼らの考え方です。
だから技術的なことだけに没頭できて、次から次へとイノベーティブなものを生み出せるわけです。
そして、それが同時にものすごい参入障壁になっている。
売上高が上がらない事業、普通の会社はできないですからね。
だから、ストリートビューなんていうのもできる。
やってることは、クルマの上にカメラを載せて世界中走り回っているだけですけが、それで売上なしとなったら、普通の会社だったら事業計画段階で絶対ボツでしょうからね。
注目のコメント
もうなんというかすごいの一言。
AbemaTVに関していえば、一年前の開始から一貫した懸念はテレビ朝日との関係。うまくいっても行かなくてもJVであることのリスクがつきまといます。テレビ朝日から見れば40%出資である以上支店でしかありませんから。
動画広告売上は市場では圧倒的1位でしょう。この規模になっても前年3倍近く伸びています。数年以内に、ネット広告市場は検索、ソーシャル、動画の3本柱になりそうです。「200億円赤字出します」ということを覚悟して、明言して取り組めている他のネット企業がないため競合がおらず、落ち着いて事業に取り組める状態になったとのこと。
競合が増えると投資や値引きの合戦になってどんどん収益性が下がり、気づいたら薄利の市場になっていたということがありますが、ちょっと前のCCPRが牽引したキャスティング事業のように、サイバーエージェントが市場メイキングしていくと安定した土壌が生まる可能性があります。