電子書籍は「所有」できるか──ブロックチェーンによる実験的出版が投じた哲学的な問い
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注目のコメント
これ、最近よく相談いただく音楽や映像ファイルの案件とにたものですね。トークンやアドレスをコンテンツの再生の鍵とすれば、それに所有権があるとして、実質的に電子ファイルに著作権持たせられると思うんですが。
そもそもですが、この世に「所有」されていないモノなどほとんど存在しません。あるのは「私有」と「共有」の区別だけです。
この実験は「私有」と「共有」の狭間にある「電子書籍」という新しい財産をはっきりと私有させるにはどんな仕掛けが必要か試しているだけです。その答えとは「無理やり競合性を作る」ということのようです。このプロジェクトと直接の関係はないけど、kindleで買った膨大の本を、たとえば家族に相続してもらって渡すことはできないのがいやだなと思っています。
私の家族の場合は、望まないでしょうが、、。