脱タクシーから脱Uberの流れは強まるか
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脱Uberへ、タクシーを超IT化して「ジャパンモデル」作ります!3番目の「脱Uber国家」目指して、、、韓国(カカオタクシー = カカオ + タクシー)、ドイツ(マイタクシー = ダイムラー + タクシー)に続いて!
相乗り「タクシーシェア」は来年1月には実証実験します!その前に9月に事前確定運賃、10月からトヨタの新型ワゴンタクシーデビュー。タクシーの自己革新にご期待ください!!上海に行った際、大渋滞の中流しのタクシーを捕まえるのは至難の業で、中国版Uberを使わなければタクシーにも乗れず、そのアプリを使ったら使ったで、今度は近距離であれば嫌忌されていつまでも運転手は捕まらないし、複数人での移動の際わざわざ大きめの車種を選択したのに迎車に来たのはひときわ小さな車だった、などというトラブルに立て続けに見舞われた。
事前に目的地を明らかにすることで、運転手が客を選べ、乗客の側は仮に車種を偽られたとしても他に有効な交通手段がなく(しかも渋滞の中やってくる車を待って、すでに疲れ果てていたりもする)、苦情申し立ての手段も直ちには思いつかない状況下で泣く泣くその車に乗らざるを得ない、という弱みを突かれた形だった。
翻って日本では、東京などの大都市では流しのタクシーはこちらが申し訳なくなるほど走っているし、乗客は道路運送法に守られ、乗車拒否は罰則を持って禁止されている(同法13条、98条6号)。問題のある運転手は散見されるものの、概ねサービスの質は保証されているし、近時は各タクシー会社で乗客の利便性向上のため様々な知恵を絞っている。忘れ物の捜索や苦情申し立ての手段も確立されている。
タクシー側の営業努力も相まって、規制の有無にかかわらず、本来であれば特に大きな需要が見込まれるはずの大都市で、Uberの必要性がそもそも認められない、ということはあるのかもしれない、と感じさせられた。