なぜ東芝の不正会計見抜けなかった… 「見下された」新日本監査法人
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一番悪いのは東芝ですが、会計士の力不足というのもあるでしょうね。
特にビジネスに対する理解不足。
会計とは「企業の経済的実態を忠実に描写すること」だと思っています。忠実に描写しているかどうかを判断するためには、まずは被写体であるビジネスをよく観察し、その本質を理解することが何よりも重要だと思っています。
会計という技術だけを振り回しても、そりゃあ企業の人はまともに相手してくれませんよね。
あと、ITのことをあまりにも知らない。
立派なシステムから出力された数十行の帳票を、目にも止まらぬ速さで電卓を叩いて、「合計額、合ってます」って言った新卒の会計士(正確には当時の会計士補)がいましたからねー。そりゃ合ってるでしょう。
私が合格したときに、ある合格体験記に「電卓速叩き競争のような試験は時代錯誤も甚だしい」と書きましたけど、今もあまり変わっていないのでしょう。
念のためもう一度言っておきますが、一番悪いのは東芝ですけどね。
注目のコメント
本質的な問題は、監査法人というより日本の経済犯罪に対する法制が緩すぎること。グローバルには東芝の会計問題は明らかに粉飾決算。海外では刑法により裁かれ、かなり刑務所に入らねばならない量刑に処されよう。甘い法律の元では、クライアントと監査法人とのパワーバランスが保てない。なぜ、政府は経済犯罪の法律を厳格化しないのか不思議でならない。外資系企業の経営者にとって、社内外の監査は最も緊張感のあるテストのようなものだし、問題が指摘されればまず社内で懲罰が課せられる仕組みが整っている。
「なぜそこまで調べるのか?私たちを疑っているのですか?」
「その質問はこれで3度目です。おたくではチーム内部で引き継ぎをなされないんですか?」
「この件は先生もご存知でしたよね?それを踏まえて過去監査意見を出されているはず。それを今更間違いと言われても。既に我々と同じ船に乗られてますよ」
といった監査人殺しのキーフレーズはたくさんあります。東芝クラスなら普通に使っているように思います。