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重大航空事故に遭遇する確率は? 最新統計ではわずか468万分の1!

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    東京大学 大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 教授

    航空機の事故の半数は操縦ミスなどのヒューマンエラーによるものとされ,これをどこまで減らすことができるかが事故率減少の鍵といえます.究極的にはパイロットレス航空機(つまり無人航空機)になっていきます.記事によると事故研究は減っているとありますが,事故率は下げ止まる一方,アジアを中心に航空需要が指数関数的に増えており,今後,事故件数が増加に転じる可能性もあります.

    ちなみに,飛行機事故はめったに起こらない.客観的なデータによると,飛行機事故のリスクは自動車事故のリスクよりもはるかに低い.しかし,人は飛行機を恐れ,自動車事故よりも飛行機事故にあって死ぬことを怖がる.
    一つの大きな事故が起きると多くの死傷者が出てマスコミで大きく報じられるため,記憶に残りやすくなる.一方,自動車事故の確率は高いが,大きな事故以外は報道されないため,日常生活であまり意識されない.このため,実際は自動車事故で大勢が死んでいるのに,あまり自分が死ぬような気がしない.無意識に,自分の都合のよい情報だけを収集してしまい,知らないことや,不都合なことを無視してしまう.
    他にもリスク認知を誤らせる要因が存在する.例えば,自分で選んだリスクは低く,他から強制されたリスクは高く感じる.また,自らコントロールできない事柄のリスクは高く,コントロールできる事柄のリスクは低く感じる.自分が運転している自動車の事故より,一般乗客として搭乗する飛行機の事故のほうがリスクが高いと感じる.
    このような行動経済学でいうところの「リスク認知バイアス」が飛行機は怖いと思う要因でしょう.

    ちなみに,飛行高度1万mでは宇宙放射線量が地上の100倍になると言われています.発がんリスクとどっちが高いのでしょう.


注目のコメント

  • 経済評論家

    航空機事故の記事を見ると考えるのは、「安全」と「安心」の違いです。
    国の政策は国民の「安全」のために行なうのか「安心」のために行なうのか、という事です。
    「理論的に正しくても国民が不安に思うものは作らない」という事なのでしょうか?
    選挙に勝つためには、それが良いのでしょうが、本当に国民の事を思えば、正しいことを「布教」して国民を安心させる事も大事かも。


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