東芝半導体に官民「日本連合」 富士通など参加検討
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注目のコメント
100億円程度ずつ出資など、ほとんど意味がないですね。それに半導体の調達会社に株を取得させるのは利益相反です。第一、マイノリティ取得では何の意味もない。一次入札に日系企業が参加しなかったことが全てで、この案件の難しさを物語っています。
政府が本当に技術流出を阻止したいのであれば、政府が2兆円で取得するか、世論が納得しないでしょうし、外為法27条で阻止して売却を中止させるしかありません。
あと考えられるのは、マイノリティー出資なら、産業革新機構の取得株は黄金株にしないとガバナンスコントロールが効かないので意味がありません。でも黄金株であれば取得比率に拘る必要はなくなります。それでも債務超過は解消しないので、上場廃止となりますが、一度廃止とするのが筋でしょうから、2年くらいでIPO出来れば良いですね。
ただ志賀さんは以下の様に言い切っているので、産業革新が入る時にまた物議を醸しますね。
引用
――半導体業界では、東芝のメモリ事業売却が大きな話題です。「機構の出番だ」という声もありますが。
そんな声はツイッターぐらいでしか聞いていない。頼まれてもいないし検討もしていない。何もしていない。シャープの時と全然違ってうそはつかない。同じ半導体でも(傘下の)ルネサスはマイコン系で、メモリの東芝と一緒になってもシナジーがあるとは思えない。
http://toyokeizai.net/articles/amp/162382?display=b何とも言えない難しさ。
それよりも、東芝本体が買われたら、メモリをどうするかも、主導権を奪われる。
1兆円以下で、2兆円のメモリを動かせる。すごい、レバレッジ。
だから、人的分割で、いわゆる物的分割でなく だったのでは?何か発想がデジャブすると思ったら、2003年のみずほ1兆円「奉加帳方式」増資を思い出しました。
こちらは不良債権泥沼時代に実施された増資。みずほと関係のある取引先3400社から1兆円を集めた、後世に語り継がれる案件でした。泣いた取引先も多い。
記事の件は、ある意味で日本の伝統芸能的な発想と言えそうです。そう言えば東芝の主力行の一角はみずほですね