ハリウッドを飲み込む怪物「ネットフリックス」
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注目のコメント
記事の中で、テレビ屋さんがNFのことを「金満企業」と描写して批判しているのが笑えます。自分たちがずっとそうだったのに。
背後には、半世紀近くにわたって続いてきた「広告バブル」がようやくディスラプトされ、「サブスクリプション・モデル」という、本来ならもっと効率のよいビジネスモデルへと移行していることがあります。
「サブスクリプション」のほうが、高いマージンが可能で、そのため質のいいコンテンツを作れる、ということは、ひとつ前のHBOなど「プレミアム・ケーブル・チャンネル」から続く明らかな傾向です。広告モデルも完全にはなくなりませんが、ますます統合が進むでしょう。
ネットフリックスはすっかり、「シリコンバレーのテック企業」から「ハリウッドのコンテンツ企業」へと華麗なる変身を遂げた、ということを、中の人と話していて先日感じました。それでも、今でもネットフリックスのデータ・アーキテクチャーのワークショップには、テック屋さんたちがぎっしり詰めかけ入りきれないほどの人気でしたが。
日本も、早くサブスクリプション屋さんが躍進して、よいコンテンツをもっと作れるようになってほしいものです。ネットフリックスの投資額が凄い。競争の軸がプラットフォームからコンテンツにシフトするに従い、人材の争奪戦もエンジニアからコンテンツクリエーターにシフト。
「ネットフリックスが今年オリジナル番組の制作や番組購入に投じる資金は60億ドル(約6600億円)余りと、昨年の50億ドルから増える見通し。これは、 タイム・ワーナー 傘下HBOの支出額の2倍余り、21世紀フォックス傘下FXやCBS傘下ショータイムの約5倍に相当する。」