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予防医療は人生のリターンを高めるのか?
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化粧品はOEM企業が多く存在するので、異業種からの参入も比較的容易ですが、ブランドという形にならないものがキーになる難しい業界。
競争が激しくなる中でどこのチャネルにフォーカスするかも重要な戦略です。
特約店による販売が低下し、2000年代にはDHCやドクターシーラボのようなネット通販専業企業が躍進。ドラッグストアでは一般用医薬品や食品メーカーなども攻勢をかけてきている。ネットやドラッグストアは低~中価格帯が中心なので、資生堂のような化粧品メーカーが高価格帯で差別化を図るというのは自然な流れに思います。

なお、世界でみると、スキンケア重視のアジアとメイクアップ重視の欧米でコンセプトが大きく異なるなどの特徴もあります。
ちなみに、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」によると、1976年(昭和51年)の所定内給与額(男女計)は13万1,800円。1985年(昭和60年)が21万3,800円。2000年代は29~30万円となっています。
http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/NewList.do?tid=000001011429
一部商品の高価格帯ぶりがよく分かりますね。
サイエンスコスメと呼ばれる、医療にかかわる技術を使った化粧品について、大変興味深い記事を見たことがあります(有料なのでここには貼れませんが)。この記事では富士フイルムの箇所に該当します。

化粧品のブランド化が進む中で、技術に裏打ちされた商品は新しい差別化として注目されているとのこと。大変面白いのは、メーカー側が打ち出したい技術は難しすぎて消費者に刺さらず、「遺伝子」「再生医療」といったなじみのあるワードが含まれていることが大切という調査結果が出ていました。さらに、大学などと共同研究している「らしい」ということが、消費者にとっては大事とのこと。サイエンス「感」をいかに出すかが大切であると結論づけられていました。さらにこうしたマーケティングの結果、サイエンスコスメに対する消費者の満足度は80%超えとのこと。

どこまでいってもマーケティングの世界なのだと思わされます。
最近、シンガポールとマレーシアでは、アスタリフトのイベントが目立ちます。富士フイルムが化粧品!?という意外性も関心を引くようです。
スキンケアなど、肌に近いモノほど安全性や品質が重要になるから技術力を要するし、顧客も自分の肌に合うものが見つかればその後はあまりブランドスイッチしない

一方で、ポイントメイクは1人でも同時に複数のブランドを持ち、流行りによりころころ変え、競争は激しい
確かに化粧品業界におけるカスタマー・エクスペリエンス動向分析などは、いつも熱量が高い。
これは分かりやすい。あとでもう一度読む
国内の化粧品メーカー大手。高級化粧品のアルビオンを傘下に持つ。「コスメデコルテ」を重点グローバルブランドとして育成強化。
時価総額
4,720 億円

業績

国内化粧品大手。美容食品やレストラン事業も手掛ける。化粧品では幅広い価格帯の製品を扱うが、近年は高価格帯のスキンケア品に重点領域を絞る。トイレタリー関連は2021年に売却。
時価総額
1.67 兆円

業績

トイレタリー国内首位。傘下にカネボウ化粧品。油脂、機能材料のケミカル事業と連携してトイレタリー製品の開発することで、高付加価値原料による他社との差別化や収益性向上を図っている。
時価総額
2.64 兆円

業績