最速で世界を取るには、迷わずイスラエルを選べ

2017/3/23

日本人とイスラエル人は補完関係

──前回、イスラエル人が日本人を評価する理由の1つに、歴史的観点があると話しました。一方、ビジネス的観点から日本企業と組みたいというイスラエル人起業家はいるのですか。

榊原　もちろんいます。実は日本人とイスラエル人は、補完関係にあるのです。

彼らは「ゼロイチ」（0から1を生み出す）は得意ですが、作ったものを綺麗に仕上げ、世界に展開するのが苦手です。飽き性というか、多動症というか、1つのものを作ると、すぐに別のものを作りたくなります。アイデアは湯水のごとく出てくるけど、それを品質を向上させつつ運用する力が乏しい。

コメント

注目のコメント

• 小野寺 将人

  この連載は毎回ぶっ飛んでて面白い。イスラエルと日本の相性や補完関係によって、両国の掛け算がすごいことになりそうな話が盛り沢山。
  
  「彼らは「ゼロイチ」（0から1を生み出す）は得意ですが、作ったものを綺麗に仕上げ、世界に展開するのが苦手です。飽き性というか、多動症というか、1つのものを作ると、すぐに別のものを作りたくなります。アイデアは湯水のごとく出てくるけど、それを品質を向上させつつ運用する力が乏しい。
  一方の日本人は、0から1を生み出すことは苦手でも、いったん生み出されたものを運用するのは得意です。」
• 大内 宏貴

  ビスポークパートナー株式会社 代表取締役

  ・2017年03月23日

  ユダヤ人について、自分の国がないため世界各国に分散して住んでいるけど、金持ちや優秀な技術者が多いってことを知っていたので、ユダヤ人と親交の深い友人にその理由を聞いてみたところ、
  
  『ユダヤ人は昔から「書物の民」と呼ばれるほど勉強する民族だから』
  
  と教わりました。昔でもヘブライ語とアラム語という、どう見ても文字に見えない言葉を読めるくらいの民族だったようです。
  
  そんな国と友好関係にある我が祖国。嬉しい限りです。
• 八田 浩

  株式会社ロケットスター 取締役　共同創業者

  ・2017年03月23日

  自らの技術やサービスを大きくするよりも大企業にイグジットする。エコシステム上は必要なことなんだけど、日本の社会ではこれを公言できない空気がすごいですね。