日本人、支払いは現金選好 カード保有は高水準=日銀
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現金決済からクレカ決済へ、という他の先進国が通った同じ道を日本が通らなくてはいけない理由はないですし、クレジットカードが使われないことを嘆くのではなく、電子マネーが普及していることをポジティブに捉えたいです。
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これは、日本では国の経済規模見合いで現金の量が余分に必要になることを意味します。このため、マネタリーベースのGDP比を国際比較してもあまり意味がないと言えるでしょう。
日本人のカード所有率は実は世界でもトップクラスです。にも関わらず、その使用率が低いのは、実際のところは、日本人が極端に借金を嫌う国民性だからだと私は思います。
例えば日本ではクレジットカードを使っている人の90%近くが、リボ払いでは無く一括払いを選択していると言われています。
つまり使っている人の殆どは、実際には「クレジット」カードとしてでは無く、「デビットカード」の代わりに使っているだけなのです。
デビットカードはキャッシュの安全性や利便性を高めただけのものですから、Suicaのようなキャッシュの利便性を高める代替手段が普及している日本では、必要のない場面で、無理にクレジットカードを使う必要がないのは当たり前です。
これを日本の後進性の現れの言うように言う人もいますがそんなことはありません。
日本は、アメリカの様に長い間クレジットヒストリー積まなくても、極端な話、カードを一回も使ったことが無くてもちゃんとお金が借りられますし、(アメリカではクレジットヒストリーがないとお金が借りられないということを知っている人は意外に少ないように思います)韓国の様にクレジットカードの使いすぎて、一般家庭の過大債務が大問題になっているということもありません。
こうした日本人の国民性を考えれば、フィンテック時代には借金製造機であるクレジットカードではなく、Suicaタイプの現金の利便性をさらに高めた電子マネーの方が先に普及していく可能性が高いと思います。「カード不可」「現金オンリー」だからこそ成り立っている零細企業がたくさんあります(特に飲食店)。
そのような会社(または個人事業主)の方々は、近い将来訪れる"キャッシュレス"な社会に備えて、PL構成の見直し(決済手数料に耐えうるか)および"全て丸裸になる"(今までのようにどんぶり勘定な申告では済まなくなります)ということを覚悟しなければなりません。