【堀江貴文】これからも「紙の本」が生き残る理由
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新聞は限りなくデジタルへ向かい、雑誌も紙は衰退し続けるでしょうが、本は最後まで紙が結構な割合を占めるのではないかと思います。
以下のピューリサーチの調査(2016年9月)によると、米国でも、電子だけで本を読むのは全体の6%にすぎず、紙が圧倒的な人気を誇っています。
http://www.pewinternet.org/2016/09/01/book-reading-2016/サンフランシスコには、アルカトラズという元刑務所の観光地があるんですが、そこの音声案内は、位置情報とひも付けられていてすごくリアリティがあるそうなんです。
→アルカトラズは二回行きましたが、音声案内は本当によくできています。多言語あって、日本語もありますが、声優含めてこれが外国のものとは思えないくらいクオリティが高い。民放のラジオドラマ級です。音声で「そこからまっすぐ進んでくれ」みたいなナビゲーションもついていたと記憶しています。ただ、一度は大雨暴風雨の日だったので、おいおいそこ進むとびしょ濡れだぞ、みたいなシチュエーションで困りました。さすがに天候とは紐付いていなかったようで(笑)「紙の本」が「電子書籍」より良いのは,厚みが分かるから.
まず手に取って本を開いてみて字の大きさを確認し,本の厚みから情報量と読み終わるまでの時間を直感的に知ることができる.読んでいる最中も現在の読んでいる位置と,終わりまでの長さが即座に分かるのが良い.これが分かると,この先の展開の想像がつく.電子書籍では,そういった直感が働かない.
また,本の装丁からは出版社と作家の意気込みが感じられる.さらに本屋には,本から発せられる「手に取って!買って!」のようなオーラ的なものが感じられるが,Amazonのリストからはスーパーに並ぶ魚の切り身のようにそれが感じられない.特に古本屋で本の断末魔の叫びが感じられるのは私だけでしょうか.
テキスト,専門書的な書籍は電子化されていくでしょう.たとえば,アメリカの大学では,大量の専門書を読んで予習してくることが要求される.そういう人にとって電子書籍は便利で,たぶんそういうことを経験した人たちが書籍のデジタル化を牽引しているのではないでしょうか.
「紙の本」は必ず残ります.
情報はネットだけ,紙の本や新聞も読まないと言っている人がいます.そういう人は,ラーメンを語るのにインスタントラーメンを食べるだけで,ラーメン屋のラーメンを食べたことのない人と等しいでしょう.もちろんインスタントも必要です.でもたまには本物を食べましょう.