グーグル、アマゾン、MSの次なる主戦場は「居間」だという、いくつかの理由
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パナソニックが過去に掲げていた「家まるごと」などのスローガンは武器はあれど戦略そのものが特に無く、また家や家電、住設機器、AV機器を全て持っていたが、それらを繋げるのが何かが分かっておらず、スマホでWiFiに繋がった炊飯器や冷蔵庫や洗濯機を操作したりしてそれで「繋がるスマートホーム」などとちゃんちゃらおかしいことになってしまって、掛け声倒れで終わってしまっていた。
既存の家電メーカーはアドバンテージがあったのだとしても、結局、家の中で主婦がどうしたいのか?どうなったら便利か?を本気で考えてこなかった、もしくは分かっていたけど何かしらの理由をつけてやらなかった、ということなのでしょう。
競争の軸が何かを分かっていれば、こうしたパラダイムシフトが起きても順応できたのでしょうけども。
このままでは既存の家電メーカーはいずれ、Amazonのための機器サプライヤーに成り下がり家電ビジネスの本質的価値はOSに移転していくだろう。AlexaのAPI公開により、もう勝負あった可能性もある。
ソニーは元より家電の王様の座は三星やLGに明け渡して久しく、今のライフスペースUXもオシャレなデザイン家電の域を出ていない。かれこれ5年以上前から「スマホの次はリビングだ」と言われ続けているように思いますが、デジタルアシスタントの普及がその起爆剤となるのでしょうか。
個人的には10代の頃、ソニーが提唱していた「ユビキタス・バリュー・ネットワーク構想」にワクワクしたんですけどね。
http://www.itmedia.co.jp/news/0210/17/nj00_wpc_sony.html
この手のIoTはメーカー側の視点からどんな製品かで語られがちですが、本来的にはサービスの視点が起点になって取り組む対象だと思います。かつてSONYや松下電器の牙城であった白物家電の領域にコンピュータデバイスで土足で乗り込む異次元の戦い。本来アドバンテージがあったはずのSONYやPanasonicが蚊帳の外なのは考え深いです。この構図は自動車産業にも同じことが起きています。主戦場のリビングからキッチン、トイレやお風呂にシフトするのは必至。今こそ相手を想定した先回りの戦略が必要ですね。
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