Alibaba（阿里巴巴）系のAnt Financial（螞蟻金融）、アメリカの国際送金サービス大手MoneyGramを8.8億ドルで買収
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マネーグラムは日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、国際送金でよく使われています。日本だとSBIレミットを利用する人は親しみがあるかもしれません。日本では国際送金を使う人は限られているでしょうし、使う場合も銀行送金が多いと思います。
マネーグラムは、送金額や送金先など条件によりますが、銀行送金よりも手数料が安く、受け取り側が口座がなくても大丈夫です。街中にマネーグラムの看板を出した店に行き、個々の送金にふられた番号と身分証を提示すれば、現金をうけとれます。ただし、日常的に使う10万円単位程度の金額までで、100万円単位とかになると、事情が変わります。
出稼ぎ者や個人レベルぐらいでやっている貿易商が利用することが多いサービスです（ウエスタンユニオンなど様々競合サービスあり）。
日本人だと、各種送金サービスよりも、クレジットカードのキャッシングで繰上返済の方が為替レートや金利手数料を含めても、安いことが多いのですが・・・（こちらも、あくまで数十万円程度までの話）
このところ、アリババの投資・買収の動きが本当に活発。当面、要注目ですね。
マネーグラムは、先日書いた珠江デルタ特集で広州に関しての記事で写真を載せています。
アフリカ系が集結。知られざる「チョコレートシティ」
https://newspicks.com/news/2002911国際送金の領域はビットコインでもっと便利にできると思います。
マネーグラムが取り組むデスクトップやモバイルを通じて送金する手軽さだけでなく、手数料と送金時間を大幅に下げられるビットコインを活用した国際送金ビジネスは世界中のスタートアップが狙っています。ただビットコイン送金の課題は各国の資金移動業（Money Transmitter）ライセンスが必要で、これを取るのに苦戦を強いられているようです。
