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注目のコメント
海外のビジネススクールを完全に「転職予備校」と割り切って捉えると、MBA留学というのは絶好のキャリアロンダリングの機会です。
たまに大企業にお勤めで、「将来、起業することも視野に入れてビジネススクールに行きたい」とおっしゃる方にお会いすることがあります(私もその口でした)。であれば、ビジネススクールを経ずともそのままやってしまえば良いのかなと。
どれだけ小さい会社であったとしても、自分で経営に携わることで座学以上に得られることが多々ありますし、たとえ事業が失敗したとしても、そのネタをエッセイに書いて出願すれば、大企業からストレートで行くよりも、よほど魅力的なレジュメになると思います。そう思って、私はビジネススクール留学をやめてスタートアップに戻りました。
リスクを取るにあたっては、なるべく退路を残すというのが私の信条ですが、「どうしようもなくなったらビジネススクールに行こう」と思うのは、気持ちの安定剤としては非常に有効でしたよ。
せっかくのキャリアロンダリングの機会なのですから、ピカピカの経歴のままで行くのはちょっともったいないかなという気がします。
もっとも、20代後半や30代前半のキャンパスライフって単純に楽しそうですし、スタンフォードGSBの学生を横目で見ていていいな〜とは思うんですけどね。羨ましい。もはやビジネススクールに通ってMBAを「資格」として取るだけで価値がある時代ではない、というのが正直な自論。これは日本人だけでなく、アメリカ人も含めて、だと考えています。
確かに昔はMBA自体が資格としても、学んだ内容としても価値があったでしょうけど、今はMBAホルダーも増え、加えてMBAプログラムでやるような内容を企業研修などで受けられる機会が増えてきました。また、有名な教科書やビジネス書、ケーススタディーも多くは日本語に翻訳されているため、独学で学ぶことが出来ます。
ただ、無駄かもしれないけど、敢えて挑戦したという事実と、そこに入って卒業までこぎつけた努力、そしてそこで出会った仲間は、外野の「MBAは不要だー」の声をもろともしないものだと思いますね。「体系的な知識」は確かに学べますが、高度なことを学んでもその後実務で使わなければすぐに忘れてしまうのが悲しいながら実態かなと思います。私もKelloggでは座学・ケーススタディ、定量・定性含む数々のマーケティングの授業を受講しましたが、McKで約半年間エキスパートと一緒に取り組んだビッグデータアナリティクスのプロジェクトでの学びとは雲泥の差でしたし…。
海外MBAは、朝倉さんの仰る通り「転職予備校」と捉えるのが一番実態に近いですし、日本人以外の学生の95%はその前提だったかと思います(残りは社費生が一部いる韓国・タイ人ぐらい)。
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