台北に「ららぽーと」 三井不動産、2021年開業
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1981年開業の千葉県船橋市の「ららぽーとTOKYO-BAY」は日本の大型ショッピングセンター(SC)の先駆けにして、国内最大規模の売上高を誇るSCです。
その運営を手がける三井不動産ですが、東京五輪までに日本橋周辺の再開発(高島屋の隣接地や室町周辺)を終えた後は、軸足を海外投資に移す方針を固めています。
ロンドン中心部やニューヨークでの複合開発やオフィスビル建設を進める一方で、人口や個人消費の拡大が見込まれるクアラルンプール、上海、そして今回の台湾では大型SCや住宅開発を進めていきます。
このような企業戦略は国内に雇用を生みませんし、対外投資の増加はマクロ経済的にも経常収支の赤字要因です。 かといって、日本企業は国境等に固執していては生き残ることができません。
トランプ大統領の恫喝というのは、安倍総理が三井不動産に対して海外投資など止めて日本にSCを建設し続けろと迫っているような話です。多くの台湾人が"wear"を利用しています。体格やヴィジュアルから日本のブランドとの相性は良さそうです。
すでに多くの日本のブランドが進出しており、 アダストリア、ビームス、アローズ、無印、ユニクロ、GUなどが進出しています。
台湾の平均月収は16万程度で、大卒初任給が10万程度だそうです。zaraが良いブランドの位置にきます。関税もあり日本より割高になるのもネックだと思います。GUやユニクロは人気のようです。
さらに、気温も高いので主流は軽装になり単価は期待しにくいです。シーズンレスなアイテムや雑貨の充実が必要かなと感じています。日本企業の台湾進出に一役買うことになりそうですね。差別化に日本ブランドの台湾での活躍と、必須なローカルブランドと、定番や新規のグローバルブランドを上手く組み合わせて、全体としても差別化された運営が期待できるのでは。