どうやって微笑しながら死ぬか
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〝出版界の未来とか、電子書籍がどうなるとか、そんなことはどうでもいい。僕はエゴイストだから、目下の関心事は「どうやって微笑しながら死ぬか」。それだけだ〟
見城さんのカッコいいところ、
僕が見城さんに惹かれ、共感するところ、
それはあくまで「個人」だということだ。
ひとつの決断が、許せるか、許せないかを決めるのは「自分」
常に〝見城徹〟の生き方として、死の瞬間に納得できるかできないかを考えている。
そこに世間の目や綺麗事は一切ない。
『たった一人の熱狂』の秋元康さんの文庫解説が、このことを完璧に言い表してるから、一部を省略して書きたい。
〝見城徹に他人事はない。全部自分事なんだよ。全て主観で、客観性が無いんだよ。
こどもは客観性がないから自分で物を見るでしょ。でも歳を重ねるごとに、客観的になっていく。自分が主役じゃなくなっていくわけ。
だから老人は、すごくいい人になっていく。
それで、熱くならなくなるわけ。
でも見城さんはずっと主観であり主人公だから、全てのことが自分の理想どおりに進まないと許せないんだよ。
だから見城さんがいつも言うのは「俺は死ぬ時に笑っていたい」っていうこと。
まだまだ反省し、憂鬱になり、自分を傷つけ、怒るわけだから。
それを死ぬ瞬間までやり続けるんだよ。
だから、死ぬ瞬間の0.0何秒の時に、「俺はやりきった」と思って笑いたいんだって〟
いつでも、どんな時だって〝見城徹〟は〝見城徹〟だ。
そこに客観はない。
そんな、あまりに人間的な、見城徹に人は吸い寄せられていくのだと思う。
死の瞬間まで、追い続けます。株式市場の話はともかくとして(市場の歪んだ株価形成の鞘を取るのは不正ではない)、これだけのベストセラーを狙って取っている実績は文句の付けようがない。すごい事である。
【第24話】24日にわたってお送りした幻冬舎社長・見城徹さんの半生最終話です。「目下の関心事は『どうやって微笑しながら死ぬか』。それだけだ」。圧倒的努力を今なお続ける過剰な人生に、終わりが来るとは思えません。