どうやって微笑しながら死ぬか
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株主総会に来させないためのありとあらゆる努力。ここでは詳しく書けないが、一言で言えば「正面突破」である。ーー
ビジネスは人間力であり、総力戦。ifがない。
常に真剣勝負。ここでの「ありとあらゆる努力」とは、最悪を想定して、最善になるためのイメージを緻密に落とし込んで、ありとあらゆるパターン角度から、アプローチを重ねた結果だと感じます。まさに「総力戦」だったんだと思います。
23年間で22冊ものベストセラーを出し続ける幻冬舎。今年は早々に「蜜蜂と遠雷」恩田陸著が、直木賞と本屋大賞と言う歴史的快挙を成し遂げた。作品が素晴らしく、類を見ない群像小説。ベストセラー入りは間違いない作品です。
伝説の編集者、出版界の革命児と呼ばれた見城さん。見城さんはこのようにおっしゃった。
僕は死の直前まで、今日は今日の戦いをするだけだ。微かに笑って死ぬために僕は今日も戦っている。ーー
「微かに」笑うために、今日という日の、今日の戦いをやり抜く。小手先、上辺、表面的な「道徳」を説く経営者は数多存在する。「死」を見据えて、「自分で自分に○をあげて死ぬ」事を示してくださる経営者は、見渡しても全くいない。
全24回を通して、たくさんの刺激をいただけました。過去の著作にないエピソードや、たくさんのお写真も掲載されて、とても楽しく拝読しました。ありがとうございました。全てを読み通して、見城さんの声が背中から聞こえてくるような気持ちになります。
「それで、君はこの瞬間から何を戦うの?」
見城さんの言葉を胸に、僕の戦いを生き切ります。連載、ありがとうございました。
注目のコメント
〝出版界の未来とか、電子書籍がどうなるとか、そんなことはどうでもいい。僕はエゴイストだから、目下の関心事は「どうやって微笑しながら死ぬか」。それだけだ〟
見城さんのカッコいいところ、
僕が見城さんに惹かれ、共感するところ、
それはあくまで「個人」だということだ。
ひとつの決断が、許せるか、許せないかを決めるのは「自分」
常に〝見城徹〟の生き方として、死の瞬間に納得できるかできないかを考えている。
そこに世間の目や綺麗事は一切ない。
『たった一人の熱狂』の秋元康さんの文庫解説が、このことを完璧に言い表してるから、一部を省略して書きたい。
〝見城徹に他人事はない。全部自分事なんだよ。全て主観で、客観性が無いんだよ。
こどもは客観性がないから自分で物を見るでしょ。でも歳を重ねるごとに、客観的になっていく。自分が主役じゃなくなっていくわけ。
だから老人は、すごくいい人になっていく。
それで、熱くならなくなるわけ。
でも見城さんはずっと主観であり主人公だから、全てのことが自分の理想どおりに進まないと許せないんだよ。
だから見城さんがいつも言うのは「俺は死ぬ時に笑っていたい」っていうこと。
まだまだ反省し、憂鬱になり、自分を傷つけ、怒るわけだから。
それを死ぬ瞬間までやり続けるんだよ。
だから、死ぬ瞬間の0.0何秒の時に、「俺はやりきった」と思って笑いたいんだって〟
いつでも、どんな時だって〝見城徹〟は〝見城徹〟だ。
そこに客観はない。
そんな、あまりに人間的な、見城徹に人は吸い寄せられていくのだと思う。
死の瞬間まで、追い続けます。株式市場の話はともかくとして(市場の歪んだ株価形成の鞘を取るのは不正ではない)、これだけのベストセラーを狙って取っている実績は文句の付けようがない。すごい事である。
【第24話】24日にわたってお送りした幻冬舎社長・見城徹さんの半生最終話です。「目下の関心事は『どうやって微笑しながら死ぬか』。それだけだ」。圧倒的努力を今なお続ける過剰な人生に、終わりが来るとは思えません。