豊洲移転に黄信号=「桁違い」検出に衝撃-小池氏は疑義、業者憤慨
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今回の数値は、地下水管理システムの稼働と関係があるかもしれない。あわてないことです。
僕は2012年12月に都知事に就任しましたが、翌年1月に、東京ガスの工場の杭が地下深くから見つかったとの報告があり移転を1年延期しました。地下深くの杭は想定外で、そこが汚染源だと突き止められたので除去しました。決定的な汚染源はこれで排除されたはずです。それでも100%はないので、以後、地下水管理システムなどさまざまな対策が講じられモニタリング調査となったのです。
モニタリングの検査会社は、1回から3回までA社、4回から8回までBとC社、9回目はD社で、すべて登録検査会社、競争入札でした。
9回目の検査はサンプルを11月に採取していますので、地下水管理システムの稼働と関係があるかもしれないし、そうでなくても1社の検査の数値が絶対とは限らない、そこでクロスチェックをするのが妥当です。D社と東京都環境研と専門家会議の指定する別の検査機関の3者でそれぞれ検査して、3月にもう一度考えればよいのです。メディアによる感情的な煽りはやめたほうがよいと思います。
そもそも環境基準値は飲料水のもので排水基準でなく、しかも排水は浄化処理してから排水するようになっています。
専門家会議の平田座長は、地上の食の安全に直接かかわるものではないと述べており、小池知事は科学的にやると言っていますので、総合的な判断を待ちたいと思います(築地の汚染状況も無視できません)。けっこうパンドラの箱を開けたとか非難されているけど、おかしいのは小池都知事ではない。
非難されるべきは盛り土をなくして仕様を変更したことを公表しなかったこと、またそれを見抜けなかった?もしくはわかっていながら
放置した歴代都知事、都議会、担当部署などだし、そもそも論として元々汚染土壌だったところにできた豊洲新市場の地下水モニタリング調査の最終結果がでる前に、もう施設が完成していること自体がおかしいのではないだろうか。こうゆう事態になりうる可能性があることは想定しなかったのだろうか?もう豊洲は無理でしょう。
サンクコストには思い切って目を瞑って、税金使っていいんで、しっかりしたところに改めて建ててください。出た借金は僕たち若者がオリンピック特需以降も頑張ってなんとかします。テキトーにやって負の遺産が残るのだけは絶対に避けてほしい。