【竹内純子】注目は、ガス小売り自由化、東電問題、地球温暖化
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注目のコメント
今年も【2017大予測】を書かせていただきました。エネルギー問題は1年、2年の動きではないとはいえ、改めて日本のエネルギー政策の停滞、立て直しの必要を感じました。
今年の目玉は東電問題です。
ガス小売り自由化については政府の方は目玉として喧伝するかもしれませんが、消費者には正直それほど関係する話ではないと思います。
東電問題の処理とそれをきっかけとする電力会社の再編話が引き金になります。ただ、年末年始の報道にもあったように経産省がいくら出張っていってもおいそれと進む話とは思えません。
最後の「地球温暖化」というのは、米国やイギリスなどのエネルギー・環境政策のことを書いたものです。
有料記事としたとのことでしたので、ちょっと補足まで。お目通しいただけたら幸いです。
【補記】
加藤様>意図的な航空機衝突への対応(テロ対策)は他の原因と共通する対策もありますが、例えば建屋から100m程度離れたところに電源車を設置するなどの対策が求められています。
広田様>再エネを卒論のテーマにされているようでしたら、ぜひ普及政策についてもご研究していただければと思います。少なくとも現在の普及政策(FIT)は費用対効果の点で非常に問題のある制度にしてしまったと思っています。下記ご参照いただければ幸いです。http://ieei.or.jp/2015/12/special201512001/
Yasuda様>ご指摘の通り、化石燃料の有無や地政学によりあるべき姿が異なるのがエネルギー政策であり、そのため日本でよく聞かれる「欧米は」「ドイツは」は多くの場合意味がありませんよね。
他にもコメントくださった方、ありがとうございました。今年も、竹内さんにエネルギー問題の最新動向についてご寄稿いただきました。ありがとうございます。
エネルギーは長期的なトレンドで見なくてはいけないというのはまさにそうだと、思いますが、2016年のまとめ、2017年の展望と課題がとてもよく整理されています。個人的には、長くガス小売事業者の仕事をしてきたこともあって、ガス小売化を含めたエネルギー間競争を促すための競争環境の整備や競争法分野に興味があります。福島の廃炉・損害賠償もあって問題が複雑化していますが、民間事業者が公正な競争をするための環境整備のため、今こそ政治のリードが必要と思われます。
こちらの記事↓にもコメントしました。
https://newspicks.com/news/1981905?ref=user_1856114