報酬1億円超が23人 「かたつむり」三菱電機の復活劇
朝日新聞デジタル
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三菱グループ(金曜会)が、コーポレートガバナンスを効果的に運用している典型例のようにも受けれ取れる。しかし、三菱グループ全社がうまく行っている訳でも無く、むしろ最悪ケースも存在する。コーポレートガバナンスは形のみで効果的になる訳では無く、やはり最終的には経営者の資質に依存するのだろう。
谷口氏は就任早々「もうからないものはやめる」と宣言。
この言葉(コンセプト)に尽きる。
書くのは簡単で実行がこれ程難しい言葉は無いでしょう。企業活動を「村」ではなく「商い」と自覚した時から全ては始まる。野間口さんが社長になったあたりから、経営説明会で同じように繰り返す言葉が「バランス」。財務面を指しているのだが、三菱電機を知れば知るほどこのバランスがいかに重要かが分かる。
本社と事業部の関係、多様な人材が交じる組織、企業文化にも癖がない。地味と映るが、この絶妙なバランスこそが強さの秘密でもある。
だから経営トップは強烈なリーダーシップを発揮しない方が会社はうまく回る。山西会長(前社長)は「三菱電機のトップは意外と誰でも務まる」と。
ただ稼ぎ頭のFAは今後、オープン化の波にさらされる。事業部門は既存のビジネスを守ろうとする。その発想を超えたマネジメントのリーダーシップを発揮できなければ、強さは一気に弱点に変わる。