[ソウル 19日 ロイター] - 韓国サムスン電子<005930.KS>は、総合化学メーカー大手LGケム<051910.KS>からスマートフォン(スマホ)向けバッテリーを調達する方向で協議している。19日付の朝鮮日報が業界関係者の話として報じた。

同社は現在、系列会社のサムスンSDI<006400.KS>と中国の新能源科技から「ギャラクシーノート」のバッテリーを調達しているが、「ノート7」の発火事故を受け、サプライヤー基盤の多様化に動いているようだ。

同紙によると、両社が合意する可能性は90%超で、LGケムのバッテリー供給は来年下期からになる見通しという。

サムスン電子の広報担当者は、現時点でこの報道に関するコメントはないとしている。LGケムの広報担当者もコメントを控えた。

アナリストによると、LGケムは現在、関連会社のLG電子<066570.KS>と米アップル<AAPL.O>向けに携帯電話のバッテリーを製造している。