「残業削減」は経営の万能薬

コメント

注目のコメント

• 渡辺 徹

  法務関係

  ・2016年12月15日

  ビジョンと方向性は素晴らしいと思うので、あとは幹部やリーダーが経営者と同じ熱を持って社員にメッセージを伝えられるかでしょうね。
  
  日本人は「あうんの呼吸」とか「以心伝心」といった言葉が好きです。だがビジネスの現場では、こういう考えは捨て去らなくてはいけません。
  
  「言わなくてもわかってくれるだろう」という上司の思い込みと、「相手はきっとこう考えているはずだ」という部下の勘違いが仕事のムダを発生させる。
  リーダーが部下に仕事の指示をするときには、誰が・何のために・いつまでに・何の仕事を・どの程度まで仕上げてほしいかを、文書や口頭で明確に伝えることが大切です。
  
  加えて、作業の目的と、どの程度のレベルに仕上げてほしいかをあらかじめ上司が部下に伝える必要があります。また「通常の仕事については、拙速を尊ぶ」という考え方をチームに浸透させること。
  
  ルーチンと呼ばれる日常業務で、業務に支障をきたさないぎりぎりのレベルまで、手抜きすることを部下に奨励する。上司が目を過すだけの資料ならば読めさえすれば十分です。
  いろいろな資料をつぎはぎしてコピーした簡易なモノでもかまわないと私はよく伝えています。説明のわかりやすさと文書のわかりやすさが必ずしも比例しなくていいと思ってます。
  
  手抜きを認めるということは、時間の効率化であり時間の無駄遣いをさせないことです。