中国でスーパーマーケットがなくなる日

2016/12/28

目まぐるしく変化を遂げる中国のビジネス界。今、現場では何が起きているのか？中国企業のイノベーション、注目のスタートアップ、日本企業の取り組みなどを中国でスタートアップを経営するYo-ren Limited （游仁堂） の金田修CEOが伝える。

急成長する「外食デリバリー」

今回は中国のスーパーマーケットを一網打尽にしつつある「京东到家」というサービスのお話です。

今後あっという間に中国のスーパーの店舗数は今の半分になってしまうかもしれません。

まず中国でこの数年一気に成長したサービスの一つとして「外食デリバリーサービス」があげられます。

上海の弊社オフィスが入居しているビルで起業した外食デリバリーサービス業界最大手の「饿了吗」を筆頭に「百度外卖」など複数のプレーヤーが乱立し、会社のランチや午後のコーヒー、更にはちょっとしたデザートまでも、弊社社員はほとんど宅配で済ませています。

コメント

注目のコメント

• Osamu Kaneda

  Yo-ren Limited CEO

  ・2016年12月28日

  中国のEC比率は日本よりはるかに高いのは数年前からなんですが、今回は、このサービスを利用し始めてから、スーパーに全く行かなくなってしまった自分の実体験に基づくお話です。
• 合楽 仁美

  ライター バーとパンダと旅が好き

  ・2016年12月28日

  そんな中国市場を席巻しているサービスに「東京」の名が入っているのは「日本っぽいものがカッコイイ」な風潮の表れ。
  反日ニュースが報じられるので、中国と日本は互いに「嫌いな度合い」が同じだと日本人は思いがちですが、政治を抜きにした部分では中国は日本にすごく興味をもっています。
  
  「中国だから」と少し下に見ていると、戦後、アメリカが日本に抜かれたみたいに追い抜かれます。
  
  中国を訪れた人、中国と仕事をしている人は現状を肌で感じているのですが、お隣の国なのに行ったことない日本人が大多数なのが残念ですね。
  
  【追記】
  東京とはまったく関係なかったのですね、失礼しました。
  教えてくださった方、ありがとうございました。
• 川端 隆史

  ジョーシス株式会社 シニアエコノミスト

  ・2016年12月28日

  11月に広州市に行ったときには、街中にデリバリーのバイクがいたるところにあった。オフライン店舗は、店舗の行くこと自体への楽しみを演出できるかで明暗が分かれそう。オンラインペイメントが発達しているので、店に行っても行かなくても同じ、という商品はどんどんオンラインで購入するでしょうし、店も特徴が無ければ廃れてしまいそうです。