アサヒ、東欧5カ国のビール事業買収を発表 8883億円
日本経済新聞
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インベブのSABミラー買収で、独占禁止法対応からアサヒに買収の機会が生まれるとの観測が強かった。CEOの泉谷さんはかなり以前から「いつ動きだしても行動できるように準備しておく」と話していたが、勝負師だけあってCEO最後の大仕事と言わんばかりに打ってでた。
グローバル企業への変貌を目指すのは悪いことではないが、エスタブリッシュになり過ぎている今の中堅・若手社員の意識を危惧するのは自分だけではないだろう。
ちなみに傘下におさめるチェコ、ポーランド、ハンガリー、スロバキア、ルーマニアでは、ポーランドが昨年の国別ビール消費量で世界第10位(398万キロリットル)。軒並み消費量を落としている中で、ポーランドは0.7%ながら前年比微増だった。バドワイザー、Stella、コロナ、Beck's、Hoegaardenなど200以上のブランドを保有するABI。ビールのシェアは30%弱で世界一。サントリーはビーム買収でウィスキーで攻め、対するアサヒはビールで世界へ。クーーーー欧米の知り合いとパブ行きたくなったぜ!
EV/EBITDAマルチプル14.8x(2016/3期実績)(PERは分からないし、企業価値ベースの取引なので余り意味がない)。EBITDAは過去3期で年率1%成長。実績からはPEGでは説明が付かず、ぱっと見高く見えます。
アドバイザリーフィーは29億円。
下記より計算
http://www.asahigroup-holdings.com/ir/16pdf/161213.pdf