「自衛隊機が妨害弾発射」 中国が重大な懸念伝達と発表
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防衛省によると、10日午前、中国軍のSU30戦闘機2機と、H6爆撃機2機、TU154情報収集機1機、Y8情報収集機1機の合わせて6機が、東シナ海から沖縄本島と宮古島の間を抜けて、太平洋の方面に飛行したようです。
ただ防衛省は妨害弾(?)なるものを発射したこと自体は否定しているので、(外交面の配慮のほか、チャフやフレアの搭載数や性能はドッグファイトに勝敗に直接かかわるので軍事機密ということもあるでしょう)事実は闇の中ですが、自衛隊の場合領空侵犯の恐れのある相手機には、最低2回の警告を行い、必要に応じて曳光弾などで、警告射撃を行う手順になっているはずです。
問答無用で何かの軍事行動を行うことは決してありません。(私の親戚は自衛隊員ですが、こうした軍規については戦前の反省もあり非常に厳格と聞いています)
どうも妨害弾というのは、赤外線追尾ミサイルの妨害装置(フレア)か電波誘導ミサイルの妨害装置(チャフ)を指しているようなので、中国の発表が真実なら、中国機が自衛隊機にロックオン(ミサイル発射の為の火器管制波の照射)を行い、スクランブルに出た自衛隊機2機のうちいずれかがミサイルを避けるための自己防衛行動としてチャフかフレアを使用して、回避行動を行ったということでしょう。
中国側としては、情報収集機が随行した編隊による行動ですから、自衛隊の即応体制の調査の為、挑発行動にでたとも考えられます。
以前はロックオンするなどの、一発触発の危険行為はいかに中国でも避けてきたのですが、最近はたびたびこうした行為に及ぶようになってきました。
こうした行為は中央の指示ではなく、現場の暴走である可能性も否定できないので、正直心配なところです。「宮古海峡は公認された国際航路だ」と勝手に主張されても、日本側も自国の領土と捉えているので、外国機の自国侵入に対してそれ相応の対応をするのは当然でしょう。逆だったら撃ち落とすのでは?
〈追記〉
領海侵犯がなければ、そもそも「妨害弾」を発射する必要がないのでは?中国の発表を鵜呑みにするのもどうかと思う。とにかく、事実は何なのか静観したいです。