まとめサイト、記事削除広がる リクルートなど
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注目のコメント
WELQに端を発する一連の「キュレーションメディア」に関する問題を紐解くと、問題の所在は医療というセンシティブなテーマを取り扱いながらも監修を十全に行わなかったことによって健康に関わる不正確な情報を拡散したということや過渡に耳目を集めることを意識した記事が放置された事と、コンテンツ作成に関して盗用を助長するような行為を行った事という2点に大きく分けられるかと思います。
前者に関しては、現場のオペレーションを完全に把握できなかったにしても、問題を指摘する声が以前から挙がっていた中でより早期に対応すべきであったと思います。
https://newspicks.com/news/1899486
また後者に関しても、報じられているような作成のプロセスはあってはならないことだと思います。
https://www.buzzfeed.com/keigoisashi/welq-03?utm_term=.orn4a6K0p#.lqgDm12YR
DeNAは新興企業（ともはや呼ぶレベルなのかどうかは別として、）の中でも極めて真っ当な方々が揃ってらっしゃる企業と認識しています。その中で、こうした事態が外からの指摘を受けるまで後手に回って見直されないままであったこと残念でなりません。またMERYに関してはその他のメディアと組織を分けて運営しており問題ないと表明なさる以上、記事の非表示について早期の説明がなされることを期待します。
事ここに至っては、事態がメディアに留まることもないでしょう。私自身は同社との利害関係は何もありません。
ただ、ある意味でとても成熟した組織であり、エスタブリッシュメントと対話のできる稀有な新興企業であるからこそ、己の間違いを省みてそれを糺し、同社とITメディア全般への信頼を回復することにこそ持ち前の大人力を発揮していただくことを願います。ついに日経新聞でも本格的に取り上げられるように。
つまるところ、たまたまDeNAのWELQがやり玉に上がっただけで、業界全体の悪しき慣習だったということ。
間違いなく、Webメディア史に残る事変だと思う。
もちろん、Webメディアのすべてがこんなに酷いわけじゃないけど、今回の一件で「やっぱりWebメディアは信頼できんな」と一面的に判断してしまう人が一定数いるのは事実。それもいわゆるナショナルクライアントと呼ばれる大規模な広告予算を持った企業の要職者ほどそういう判断になりがち。
まともにWebメディアをやり続けて、信頼をコツコツ積み重ねてきた人からすると、本当にたまったもんじゃないでしょう。これぞ風評被害以外の何者でもありません。
起こってしまったことは「なかったこと」には出来ないので、これを機にWebメディア業界全体が健全化したよね、と言えるような契機になるように、やり切るしかないですね。DeNAを始め、ここで名前のあがっている企業は全てWeb界の大手。上場企業として社会的認知もある。
DeNAの件があったから慌てて対応したのだろうが、その前に社内では議論無かったのだろうか。DeNAについての報道では社内でも疑問の声があったというが、それでも何故同じ方針で事業を続けたのか。他社はどうだったのか。
これらの会社にはエンジニアやデザイナーの知り合いが多くいる。キュレーション事業に関わっている人はいなかったが、彼らは皆自分のサービスに誇りを持ち、利用者のためを考え、仕事している。
この自分が直接関わる事業以外に眼をつぶる傾向は特定の会社だけにとどまらない。業界としての問題だ。私は、そこで取り上げられている話題が私の興味あるものでは無かったので、それらのキュレーションメディアを見ることはほとんど無かったが、その権利関係の扱いの酷さは聞いていた。業界に働く他の人も多から少なかれ、噂は聞いたことあったろう。何故、自浄作用が働かなかったのか。収益のため、それは明らかだろう。ただ、長い目で見て、自分たちが利用する空間をどのようなものにしたいかは考えるべきだった。
こんなことを続けていては、ライブドアが言われていた「虚業」という呼称を否定出来ない。
