【柯隆】深刻化するスモッグ。中国の大混乱は止まらない
コメント
注目のコメント
極めて冷静でイデオロギー色のない記事。
中国の不幸はグローバリズムの進展の渦中で経済発展を遂げてきたこと。
結局、拝金主義から脱せられず、長い目で産業を育てられない。
国有財閥による市場独占という最悪の道に進み始めており、長期的に見た経済の不合理性は覆い難くなるだろう。
最後は人口オーナスが終わり、多くの大衆にとって全く夢も希望もない老人社会が訪れる。
それでも政権に近いところにいる金持ちたちは、逃げ切り勝ちで欧米で優雅な生活を送ることになるだろう。
いかなる政治体制であろうと、貧しい者は常に敗者であり、それが嫌なら、どのような手を使っても金持ちになるしかないのだ。
今の若者は、日本人に生まれただけでも幸せなことを自覚してほしい。中国が採用する社会主義というのは本来格差撲滅を是とする制度なのに、人民の間に新興国以上の格差が付いてしまっています。
これは非常に我慢できない状態だと聞きます。だから「他の人よりも稼ぎたい」となるし、また、稼げない人の不満が猛烈に中国共産党に向かうことになりますが、そうならないように反日政策などを使って上手くかわしている、というのが現状だと認識しています。中国の環境汚染か社会格差などの社会問題をすべて政治体制のせいにしてしまう論調には、賛成できない。
問題の根源は、中国人の公民意識が高まらないことにある。つまり経済大国になっても、社会の進歩がそれに追いついていかない。
社会で起こる問題はみんなお上のせいにし、不当な法律には、巧妙な不正ですり抜けようとする。
国民が政治的な力を行使できないので、仕方がない面もあるが、それにしても、社会を進歩させる努力はもっとできるはずだ。
経済や産業の構造転換は、国民の意識改革がないと、政府の力だけではできないだろう。