新聞広告激減で新たな変化の波
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新聞広告の支出額の推移を表したグラフは綺麗な右肩下がりで未来がない事は明白。そして、デジタル事業もそれを補うレベルに育っていないし、FBやグーグルがプラットフォームを抑えている限り、紙の時代と同じ経済性を作り出す事は難しい。僕自身が伝統メディアの社長だったらとたまに無責任に考えますが、まずは相対的な力を強くしてあらゆるコントロール権を自分たちに戻す事が先決。やはり最大の資産であるコンテンツに全ての資源を集中させた上で、他社との合併も進めて「コンテンツの寡占化」を進めるしかないと思います。言うは易しの世界ですが。。
紙媒体の広告収入がピーク時の2007年から下がり続けて半減している事は実感があるが、逆に2007年まで成長し続けていたことに驚く。
確かに、紙媒体の多くは新聞などの定期購読紙で、惰性で取っていた部分が大きく、リーマンショックを契機にコスト見直しで一度解約してしまうと、二度と契約しないという連鎖が起き、かといって新規の人も少ないという現象なのだろう。
新聞社の給料が異様に高いことも含めると、これまでが既得権にかさ上げされた業界で、その虚飾が剥がれるきっかけがリーマンショックだったということなのだろう。
デジタルメディアの広告収入が急増し、紙媒体を2012-2013年頃に抜いたということは合点が行くが、低成長時代と言われながらも、全体の広告収入は伸び続けているのだということと、テレビ広告収入も増え続けていることは意外だった。
コンテンツを握ろうとすると、ますます組織力が必要なコンテンツでしか競争できなくなる。消費者はそれだけでは物足りない。プラットフォーマーになればいいとも思えない。ニュースメディアのビジネスモデルの未来はとかく読み辛いですが、だからこそ挑戦する価値がありますね。個人的には、たとえデジタル化が進んだとしても、日本で赤旗新聞だけは生き残るだろうと思います。彼らのとっている戦略は既存の新聞社には絶対に成し得ないポジションを取っているので、デジタル化の波はあれど、購読者は一定数確保できます。
これに習うと、紙でもデジタルでもコミュニティを育成する事の重要性を感じさせられます。