サムスン電子、第3四半期の営業利益見通しを5.2兆ウォンに下方修正
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会社発表が①。3Qは9月末、つまりもう終わっている期。②にこれまでの時間軸含めてまとまっているが、Galaxy Note 7の発売は8月19日、出荷・販売停止は9月2日。K-IFRS(韓国の会計基準)について詳しくないが、IFRSと付いているのでIFRSと同様と仮定すると、特損はないので、Galaxy Note 7関連の損失が含まれている。従来予想から約2500億円営業利益が下がっているが、250万台という販売台数で割ると、台当たり10万円。ただ、製造してまだ出荷していないものもあるだろう(リードタイムや在庫考えると700万台くらいは生産していたのではないだろうか)。完成品だけでなく部品についても、汎用部品はともかく有機ELなどはサイズ含めたスペックがあるし、転用できない部分が多そう。
①https://news.samsung.com/global/samsung-electronics-announces-earnings-guidance-for-q3-2016
②https://newspicks.com/news/1827963?ref=user_100438ギャラクシーの滑った転んだは表面的な話で、事業構成が一通り出来上がってしまったサムスン電子にとってこれからが本当の正念場。日本の総合電気メーカーがぶち当たった壁。ただし、ズルズルといった日本の総合メーカーに比べてサムスンは投資の出る退くの意思決定が早く、メリハリを利かせる。構造改革に成功する可能性があるが、フルスイングで空振りするリスクもある。後者の確率がわりと高い気がする。