“125歳超えは無理 人間の寿命に限界” 米研究グループ
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医療分野は、老い自体を食い止めるような、一線を画す研究が進んでいます。もし実用化されれば、過去の統計が当てはまらない個体が出て来る可能性は十分あります。
注目のコメント
医療の発達のベクトルは、寿命の限界のさらなる延伸ではなく、健康寿命と死亡との間(=不健康な期間)をいかに狭められるかに向かうべきだと、医療の現場にいる一人の意見として本当にそう思います。
ですので、寿命の限界が125歳を超えられるようになって健康寿命も延伸出来たとしても、不健康な期間が長いようではそのときの医療のパフォーマンスに満足できないと、私個人はそう感じます。
そして、瀬川 航平さんがコメントされている「先の将来だと、寿命を延ばすのか、それともここで死ぬのか、という決断が重要な意味を持ってくる…」にとても共感でき、今現在でもそう感じる場面に立ち会うことがあります。100歳以上の日本人の死因の一位は老衰。二位は心疾患。三位は肺炎です。(http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suii09/deth8.html)世界的に死因としての老衰とは何かということはまだまだ定義されていません。個人的認識としては、個体は37兆個の細胞でできているが、それぞれの機能が低下しホメオスタシス(恒常性)を保てなくなったことで死ぬことだろうと思っています。例えば、なんとなく調子が悪いとか胃がもたれるとかでご飯が喉を通らなくなったら体はますます弱くなっていくでしょうね。
すべての細胞をケアできる医療が誕生するでしょうか。答えはNOです。心疾患や肺炎に関しては、誤嚥への対処や予防医学によるアプローチなどで改善できるかもしれないですが、老衰という命題に対しては腹を割った付き合い方をしないといけないかもしれないですね。どう生きるかと同時に、どう死ぬか、もよく考えたいものです。