フェイスブックが謝罪、動画広告視聴時間の過大集計
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注目のコメント
これまでにも、本記事でも言及されてますが、平均視聴時間はFBが提供する指標の一つにすぎないので、「この「食い違い」は広告料に影響しない」んですよね。
ただ広告の費用対効果とメディア配分はこれからますますシビアに検証されるでしょうから、そういう意味では今後マイナスになりそうです。電通と比較される問題のように見えますが、電通の件と大きく違うのは、電通は媒体社のインフラ上で解析された数字を電通社内の人間が書き換えたのに対し、Facebookの件は集計アルゴリズムを自社で開発し、そのアルゴリズムが広告主にとって正しくない数字を自動的に吐き出していたという点です。
ビジネス的には結果として同様の問題を引き起こしてますが、トリートするべき問題は全く別個のものです。電通のそれは社内で数字を不正に水増しした人間を訴追することと、経営者やプロジェクトマネジメント側がデジタル広告へのより深い理解を得ることが重要ですが、Facebookのものは、アルゴリズムが自社開発であるという根本的な問題を、どのように信用回復するかという点です。仕組み上、アウトソーシングや監査法人を付けることは難しいですし、オープンソース化という手も無くはないような気もしますが、決定打にはならないような気もします。