高須克弥院長、犯罪者1000人殺害のドゥテルテ大統領を「あんな立派な政治家いない」
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相変わらず話題の尽きないドゥテルテ大統領ですが、その方法の是非を外国人が論じるためには、その前提としてフィリピンの事情をよく学ぶ必要があるでしょう。司法制度の歪み、刑務所の飽和状態・・・
外国から多くの批判が出ていると、あるフィリピン人に話しましたが「じゃあ他の方法を教えて。批判している日本人や外国人はフィリピンの問題を解決出来るの?日本の植民地支配、ナタデココやバナナなど日本の極端な食ブームでフィリピン経済が歪めた部分もある。フィリピン人の怠慢もあるだろうけども、そう簡単に外国人に言われてもね・・・1つ1つ真面目にやっていけというのだろうけども、そのころ私も、私の子どもも寿命が尽きてるわ。孫の世代も終わってるかも」(あるドゥテルテ支持者)と。
一方で、非支持者は「今のやり方はやり過ぎだ」という強いも。近所で一般市民が「流れ弾」で殺害されたり、警官の前で「もうやらないから命だけは助けてくれ」といった売人が問答無用で殺害されたのを目の当たりにした方です。
まっとうなフィリピン人は、今の治安問題や、ミンダナオ問題など、普通のやり方では解決しないし、いつになったら解決するのか、と思っている人は少なくありません。かといって、今のやり方が最善でもないとも認識している人は多いです。フィリピン国民も複雑な思いがあるはずです。
最近は、「コ・ラテラルダメージ(付随的損害)」と言われて死亡した人たちの関係者や家族の声も報じられています。ドゥテルテ大統領の手法について、国民が支持するかどうかの分岐点が、そろそろ見えてくるはず。
また、オバマ大統領の対する発言についても、前後の文脈があります。米国が植民地化した際にフィリピン人を何人殺害したのかという。時代が違うので同列には論じられませんが、アメリカ的と言われるフィリピンのなかにも、旧宗主国に対しては複雑な感情があります(日本も含め。
また、フィリピン事情をご存じのピッカーの皆さんが指摘していますが、前から「超法規的殺人」は大きな問題になっています。これもあるフィリピン人は「前のことを知らずに今だけ批判される」と、ドゥテルテ支持者・非支持者ともに話していました。
ただ、ドゥテルテ大統領、最近の外交はちょっと危なっかしい・・・アキノ前大統領の超親米路線や、官僚作文でしたが無難なアロヨ時代が懐かしくも思います。日本のメディアや西側メディアは反欧米主義に対して両論併記することを苦手としています。どこもこぞってネガティブな面ばかり報道するので例えばドゥテルテ大統領やプーチン大統領やトランプ候補が多くの国民から支持されていることやその理由はあまり報道されません。外から綺麗事を言うのは簡単ですが本当のことって結局は西側メディアを通さない、現地の人にしかわからないのだと思います。高須院長の主張は現地寄りなので西側メディア寄りの多数派層からみたら理解に苦しむでしょうが勇気ある発言だと思います。このような偏向報道世界に対してNPは本当のことを知りうる数少ないツールであるので、なるべくプロピッカーを世界中に配置して現地の生の声を反映させることを願います。
「フィリピンを植民地化するのに20万人を殺した」と米上院公聴会は記録しています。そんなに同胞を皆殺しにしたアメリカが1,000人殺したくらいでガタガタ言うな、的なことを言われてオバマ大統領がスネた、というのが真実の報道のようです。
「売春婦の息子」というのは暴言かと思いますが、それ以外のドゥテルテ大統領の言うことはある意味、正論かと。人殺し肯定の意味ではなくて。