USJ再上場へ 経営強化にメド、マクロミルも
日本経済新聞
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記事から類推すると、USJは、①PEファンド(MBK Partners、GS)のExit案件であり、②親会社米コムキャスト傘下の親子上場となる上場ストラクチャー。
①について、ファンド案件では一般論として投資先のBSをストレッチさせていることが多いので、会社の財務諸表や配当政策(株主優待政策を含む)をよく見たうえで、上場時・後の株価を含む投資判断を行う必要があります。
②については、ことUSJでは東証の上場審査にて突っ込んで見られそうです。というのも、USJはかつて2007年に東証マザーズに上場し、その2年後に既存大株主たち(GS、別のファンド、MBK Partners)と当時のCEOが組んでのMBO/TOBが実施され、少数株主はTOBに応募するか上場廃止後にスクイズアウトされました。これを踏まえ、東証としては、上場してすぐの上場廃止が繰り返されないことと、親会社/大株主の意向で少数株主が振り回されないようにすることが、投資家を保護するうえで重要だからです。
(なお、個人的にとても思い入れのある会社ですので、素晴らしい上場にして頂ければと思っています)USJに限って言えば、もともとマザーズに上場していましたが、業績悪化のために、上場前から株式を持っていたゴールドマンサックスがTOBしたのが、2009年。そしてコムキャストが昨年の今頃、51%を1830億円で買収しました。その後の業績や株主構成を見ていないのですが、ゴールドマンは相当なリターンでしょうね。ご参考まで。USJ ゴールドマンによるTOB http://lineblog.me/hiro_tanaka/archives/51539585.html
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