「大成功」ある米ベンチャーの大嘘と破綻
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この人のTEDを見たことありますが、自身に満ち満ちていて、虚偽など微塵も感じさせないトークをしていました。このような結果が出てしまい、とても残念です。市場が冷え込まないことを祈りたいです。
注目のコメント
日本でも創業者が少し話題になったセラノスですが、もう完全にアウトの扱いになっていますね。単に祭り上げて落とすという類いの話とも少し違うのかなと。ここで挙げられている最初のキャピタリストの方は「シリコンバレーで最も楽天的な投資家」とも呼ばれています。
スタートアップの総数が多ければ、一定数こうした事例も出てくるものなのでしょう。投資をする側も、そもそもピッチの内容の真偽なんて理解できないでしょうし、バイオ系の起業家とお会いしていると、正直、「吹いたもん勝ち」感があります。話が大きすぎて、「ほんまかいな」と思うことばかり。
とはいえ、楽天的であるということは、挑戦を促進する必要条件。多産多死の世界なのだから、リスクを限定したうえで引き続きベンチャー投資に取り組んでいくべきなのでしょう。羹に懲りて膾を吹いても仕方がありません。そうしたお作法に則っていないと面食らうのかもしれませんが。
ベンチャー投資にあたっての「最後は自分の目」という指摘は非常に示唆に富みます。めちゃめちゃ当たり前の話なんですけどね。セラノスに最初に出資したVCはドレイパー。ドレイパー一族は3代に渡ってVCに携わっていて、この案件は現在の社長の娘が、ホームズとスタンフォード大学で同級生だったことが、きっかけだったとシンガポールの投資カンファレンスで話していた。ドレイパーは記事に出てくる政界とのパイプで、テンセントなど中国のITベンチャーに早期から投資してリターンを得たけど、技術の本質を見抜くことには長けていなかったのかな。娘がどういう立場になっているのか、将来的に家業の後を継げるのか心配。
宇宙ベンチャーも眉唾ものが多くあります。その中から未来のSpaceXを見抜くにはどうしたらいいか。私見では、トップクラスのエンジニアを集めているかどうか。本当にこれに尽きると思う。
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