「支店に顧客が来なくなる日」 75%がネットバンキングで取引銀行を選ぶ!?
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すでに顧客側の相当数が店頭には行かずにネットですべて完結させたいという要望を持っていると想定される以上、銀行側のサービスがその方向性に行かざるをえないのは当然といえるでしょう。一方、中高年層の中には一定数ネットでの取引を忌避する顧客も見受けられるので、一気に店舗が縮小とまではいかないのかもしれませんが。
引き下ろし、預入、振込、送金など定形化された事務作業はネットバンキングが圧倒的にコストも安く、便利です。
しかしだからと言って銀行の支店が必要無いかというと、そんなことは無いのです。
そもそも銀行の本業は、貸金庫代わりに預金を預かることではなく、個人や企業への融資業務です。
きめ細かい企業の実態に応じた融資は、やはり地元に店舗がなければできないことなのです。(又業法で貸金には地域の制限もあります)
それは企業経営者として、実際に銀行と付き合っている人間なら皆解ることだと思います。
しかし逆に言えば融資業務が先細りの、収益を産まない地方支店は、銀行にとって今後維持することは不可能です。
その結果として地方では融資を受けることのできない中小企業が増えていくに違いありません。
(東京のメガバンクは最初から地方の中小企業など相手にはしていませんし)
そして地方の衰退にますます拍車をかけることになるでしょう。
いずれにせよ、今後銀行の支店は間違いなく少なくなります。
それは単に業務がネットに置き換わるからだけではなく、物理的に地方では支店が維持が出来なくなるからなのです。
杓子定規で、前時代的な銀行は消える運命と思われる方も多いとは思いますが、もしかしたらなくなってみて初めてその有り難みが解るのが銀行なのかも知れませんよ。