【NYT】売上10億ドルへ。スナップチャットの広告が売れる理由
2016/08/24, The New York Times
双方向の体験を提供
2015年6月、スナップチャットの最高経営責任者(CEO)、エバン・スピーゲルは、フランスのカンヌで開かれたマーケティング会議の演壇に立ち、このすぐ消えてしまうメッセージングサービスの広告を売り込んだが、広告主は慎重だった。
ところが、今年6月に再びカンヌで会議が開かれるころには、スナップチャットは最も注目を集めるマーケティングプラットフォームのひとつになっていた。
写真や動画の装飾を可能にするスナップチャットの広告が、利用者が受動的に見ているだけのフェイスブックやユーチューブの広告よりも双方向的な体験を作り出すという同社の説明を、広告主たちが理解し始めたのだ。
マーケティングコンサルティング会社、IPGメディア・ラブのマネジング・ディレクターのチャド・ストーラーは、「広告主は最もトレンディーで新しいものと関連付けられたいと考えており、それが今年はスナップチャットだ」と語る。
スナップチャットが広告事業を軌道に乗せた手法は、急成長するスタートアップ企業が成長痛を乗り越え、かつてないようなマーケティング方法を試してみるよう、どのように広告主を説得したかについて格好のケーススタディーになる。
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コメント
注目のコメント
新しいメディアには新しい広告フォーマットが必要だと思わせる事例が増えました。googleにはアドワーズ、Facebookにはインフィード、YouTubeにはtrueview。ユーザーと広告主双方に受け入れられる新フォーマット開発を待つだけのリスクマネーが充分にあれば莫大なリターンが得られます。
残念なことにTwitterやPinterestには彼らならではの広告フォーマットがまだないです。投資家は待てるでしょうか。インスタのブームが来たと思ったら、次にはスナップチャット。ブームの移り変わりのペースが明らかに早くなってきている。最近は、LINE、インスタ、スナップチャットしか見ないユーザーも数多くいる。
スナップチャットは、創業者のスピーゲルがブランディングの核になっています。彼の悪童っぷりと魅力については、以下の記事をご参照ください。
・スナップチャットCEO、華麗なる人生
https://newspicks.com/news/1476111/
・広告が大嫌い。スナップチャットの悪童CEOの稼ぎ方https://newspicks.com/news/1068944/